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対話293 サンドラ ブレイクスリー, マシュー ブレイクスリー『脳の中の身体地図―ボディ・マップのおかげで、たいていのことがうまくいくわけ』

2010.02.28.23:15




個人的読みやすさ:C
読書時間:1時間10分


 コーチたちに言わせれば、この段階の人々に運動イメージ法は禁物だ。学習しようとしている運動に必要な、基本的な運動マップができあがっていないからである。ひとつのスキルが実際に筋肉と関連付けられるまでは、メンタル・プラクティスはできない。イメージできるのは、以前にやったことがあって、最低限の能力を身につけている運動だけである。たとえば、遊び半分で激しいピアノ協奏曲をガンガンとかき鳴らすことは想像できても、そもそもピアノが弾けないことには、メンタル・リハーサルをしても何も得るところはないのだ。
 イメージが有益な手段となるのは、運動が流れるように滑らかで、無意識に行われ、同期化、同調されたときである。(p.103)


 脳内地図では各感覚器官はどの程度の割合を示しているのか、を擬人的に描いたホムンクルスというものがある。僕の脳内地図に対する認識は正直その程度で止まっていたのだけど、この本を通じて脳内地図の面白さはそれどころじゃない、脳ってもっとももっと面白い、ということが痛烈に伝わってきた。この本によればそもそもホムンクルスにも2種類あるらしい。運動野と感覚野。勉強になる。

 色々と面白い箇所があったのだけど、特に興味を惹かれたのは拡張現実のあたりかもしれない。
ある研究ではアバターの中であっても、交渉に身長の高低差が関係してしまうというという報告もあって、
新しい科学技術&人間の認知、というトピックを掘り進めたい人にはオススメの本。

 あと、ミラーニューロンに関する記述がいちいち面白い。なんでも人間と他の動物をわけるのはミラーニューロンだとか?
ミラーニューロンについては良く考えたらまともに本を読んだことがなかったので、これを機にもっと詳しく調べてみたい。

comment

Secret

以前の記事について

2010.03.05.17:45

以前のクロスドミナンスについての記事についてなのですが、ハッキリいいます。

まず、この世に両利きなどというものは存在しません。自他ともに勘違いしているものの多くは幼いころに特定の動作に限って矯正し、その動作だけ専ら両手でできるようになっている人のことです。
故に、非常に恣意的で人工的なことです。上手く矯正(不適切な言葉)できたからと喜ぶ人がいますが、幼児期に無理に利き手を変えようとして障害が残るかもしれない危険があるようですから、くれぐれも安易に両利きが良いなどと思わないでください。 


引き換え、クロスドミナンスというのは先天的なもので、生まれつき「動作によって利き手が変わる人」のことを指します。
これは脳が動作ごとに使える手足を選んでいるということで脳へ好影響があるとしてもおかしくありませんが、偏見や不自由がありますし、必ずしも言い訳ではないでしょう。

長くなりましたが、お間違いなく。

2010.03.06.01:13

コメントありがとうございます。

どの記事のどの箇所に対しての反論でしょうか?
ゆたかさんの意見と僕の意見が特に乖離しているようには思えないのですが。
僕も幼少期の矯正には基本的に反対との立場を取っています。どっかでそう書いた気もしますね。

両利きの定義はゆたかさんの指すところによると両手が同じ程度、あらゆるケースで使えるということを指していると受け取りますが、僕もそれは極めて難しいと思いますし、別にする必要もないでしょう。というか本当にそんなことを書いた記憶がないのですが、どこで書いたか教えていただけると非常にありがたいです。

僕にとってのいわゆる両手利きというのは実際のところの混合利きを指すと思っていますし、両手利きというものがまるで片手利きのように両方とも上手く使いこなせるとは経験上まったく思いません。
それは「強い片手利き」「弱い片手利き」の記事である程度書いたと思います。何か誤解を招く書き込みがあったら申し訳ないですが。

ちなみに僕も実際動作によって左と右が矯正されたりされなかったりで混じっています。包丁は左では使えませんし、運動は右でやると残念なことになります。利き目も利き足も僕の場合は左ですが、ペンは矯正の関係があり右のほうが得意です。一応左手でもかけますが、精度はやはり右のほうが上です。ただ、箸くらいであれば特に右左関係なく(特に不自然な動作をせず)使うことが出来ますね。この点に限ればゆたかさんのいうレベルでの”両手利き”くらいのクオリティは出せるかなと思います。

>>これは脳が動作ごとに使える手足を選んでいるということで脳へ好影響があるとしてもおかしくありませんが、偏見や不自由がありますし、必ずしも言い訳ではないでしょう。

すみません、意味がわかりません。言い訳ではなく”良いわけ”と受け取って返答しますが、僕も偏見や不自由などのリスクは充分あると思います。それを踏まえたうえで、卑下するだけではなく何か良い影響があるのではないか?というのが僕の考えです。実際僕自身がクロスドミナンスだと思っていますし、身近にそういう人が何人かいますので不自由さやマイナスの特徴はある程度把握しているつもりです。そう考えたほうがロマンがあるよね、程度に考えていると思ってください。

あと、厳密にいうとクロスドミナンスとして表れている現象から脳への好影響が表れるということは記事の中でそこまで言及していません。クロスドミナンスの一つの原因なのかと言われている脳梁の太さの違いのほうがむしろ僕の中では主題です。

>>自他ともに勘違いしているものの多くは幼いころに特定の動作に限って矯正し、その動作だけ専ら両手でできるようになっている人のことです。

わざわざ太字で書いてくれているので一応言及しますが、意識的な矯正に限らず無意識的な矯正というのもありますよね。こういう話をすると幼少期を思い出します。ちなみに「強い片手利き」「弱い片手利き」のことで思うのは、「強い片手利き」の人間のほうが幼少期の矯正の悪影響が強いのではないかということです。僕はいわゆる「弱い片手利き」の人間だと思いますが。(この表現についてはトリード大学のクリストマン教授の表現を引用しています)

>>引き換え、クロスドミナンスというのは先天的なもので、生まれつき「動作によって利き手が変わる人」のことを指します。

どこかに後天的と書きましたか?僕は普通に原因が脳にあると思っているので普通に先天的だと思っていますが。まあなんらかの事故などを起こした場合はまた違ってくるかもですが。

>>長くなりましたが、お間違いなく。

以上を踏まえて僕の見解の何がどう間違えているのか引用つきで指摘していただけると大変助かります。

飛び入りすんません、、、

2012.02.26.21:57

私、いわゆるクロスドミナンスと言われる分類だと思われます。
幼少期に矯正された記憶など無いのですが、箸・ペンは左右OKだし。
スポーツは左中心でないとパフォーマンスを発揮できないし、、、
刃物は両方OKだし、、、

でも、いつも自分の利き腕が不思議だったのですが、
誰もそれについての解答はしてくれませんでした。
しかし、この国は右利き文化だし、その文化に合わせて
必死にやってきましたが、この記事を読ませて頂いて、
私って変?なの?って不安にかられてコメントしちゃいました、、、

クロスドミナンスって変なんですか?
私はおバカなので、未だ、自分の脳内の説明がつきません。。。


2012.02.28.16:28

コメントありがとうございます!
そんなご謙遜なさらずに……。

クロスドミナンスという考えに僕が出会ったのは、このエントリの中にもある本の中でした。
http://sishiwata.blog90.fc2.com/blog-entry-352.html
(もうお読みになってくださったかもしれませんが……)

クロスドミナンス自体は別に変ではないと思います。
大多数の左利きの人はクロスドミナンスでしょうし。
もちろんマジョリティではなくマイノリティに区分されるでしょうが、1クラスに数人はいるレベルでしょう。

この本の中では、クロスドミナンスの脳の発達の仕方は特殊なので、
たとえば芸術や何か複雑なものを創造する場合、力を発揮するヒトが多いのではないかということが示唆されていたかと思います。
裏を返すと単純な作業の弱さ、また球技などのスポーツの弱さにつながるという言及があったように思いますが、その辺はいかがでしょうか?

簡単に述べると、左利き=天才、変わり者というステレオタイプは、もしかしたら左利きだからではなくクロスドミナンスに置き換わるのではないかということです。
これなら右利きにいかにも「左利きっぽい」というようなヒトがいることにも、そこそこ合理的な説明がつきますし。

この分野の研究は難しいところも多いので、もちろんこの認識が違っている可能性もありますが、個人的には非常に納得のいく理論だったので紹介させていただいた次第です。。不明な点があればまたお気軽にコメントくださいな!

No title

2012.03.01.21:26

レス、ありがとうございます。

>クロスドミナンスという考えに僕が出会ったのは、このエントリの中にも>ある本の中でした。
>http://sishiwata.blog90.fc2.com/blog-entry-352.html
>(もうお読みになってくださったかもしれませんが……)

大変ご無礼な書き込みを致しました、、、
http://sishiwata.blog90.fc2.com/blog-entry-352.html
に紹介されていた本は読んでおりませんが、
偶然、貴殿の記事を目に致しましたので、思わず書き込みを
した次第です、、、 
自分でも本などを読み、もっと勉強してみます。

>クロスドミナンス自体は別に変ではないと思います。
>大多数の左利きの人はクロスドミナンスでしょうし。
>もちろんマジョリティではなくマイノリティに区分されるでしょうが、

ちょっとショックです!
やっぱ、変ではないけど、マジョリティ(多数派)ではないのですね。

>裏を返すと単純な作業の弱さ、また球技などのスポーツの弱さにつな>がるという言及があったように思いますが、その辺はいかがでしょう
>か?

単純な作業はあれこれ考えなくて済むので自分にとっては
非常に楽な行為であると受け止めてきました。
スポーツにおいては、小・中・高の在学期間では別段苦手な
行為と認識しておりませんでした。球技(バレー)・陸上(中距離)では
学年でトップ3を争える位置にいたのではないかと認識しています。
(まっ、自分なりの分析にすぎませんが・・・)

>この分野の研究は難しいところも多いので、もちろんこの認識が違っ
>ている可能性もありますが、個人的には非常に納得のいく理論だった>ので紹介させていただいた次第です。。不明な点があればまたお気
>軽にコメントくださいな!

何だか、あたたかいレス、つうか解りやすくご説明頂きまして
ありがとうございました。不明な点とかそんなレベルでお話し
出来ない私共に解りやすいコメントにして頂いて感謝致します。。。

2012.03.04.23:33

いえいえ、そんなご謙遜なさらずに!

スポーツに関して、自分の周りのクロスドミナンスっぽい人はどうも球技系が苦手だなと思っていましたが、別にそうとも限らないかもしれないみたいですね。これは僕の観察不足でした。
僕自身、陸上やサッカーなど足を使ったものは好きなのですが、腕を使う系のスポーツがどうもだめなので、過度にその特徴にフォーカスを置いてしまっていたのかなと反省しています。
単純作業系に関しても僕の仮説とはズレていて興味深いです。

クロスドミナンスっぽい特徴として、ほかに左右の区別で一瞬迷うというものもありましたね。
僕はそこまで左右の判別に苦労することは最近ないような気もしますが、実際これがどの程度共有された特徴なのかは気になります。

このテーマは現在自分ではあまり深堀していませんが(日本語だとあんまり有用な情報がないというのもあります)、時間を作れたときにでもまたリサーチしてみたいところです。海外の文献だと結構あるみたいなんですけどね。。。

ではでは引き続きよろしくお願いします!

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2012.03.07.19:26

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