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対話186 中沢新一, ほぼ日刊イトイ新聞『三位一体モデル TRINITY』

2009.07.18.01:36



読書時間:15分

●三位一体というフレームワーク
人間何かを考えるとき、特に言葉でそれが行われるときはフレームワークにとらわれるものである。故に自分が今どのようなフレームワークを使っているのかということは自明的であることが望ましい。勿論自分の思考の全てがパッケージ化されたようなものであるわけではないけども、少なくともそれが絶対的なものでないと認識することで、絶対化することによるリスクをある程度避けられる(あるいは避けた気になれる)。

さて、この本で提言されているのは三位一体という一種のフレームワークである。物事や環境を父・子・霊で考えるというのは結構無理なシチュエーションも出てきそうなものだけど、このフレームワーク事態を仮に絶対的なものとして考えて無理やりそのフォーマットに合わせて環境を切り取った場合、今まで気付かなかったものに気づけるような気が確かにする。また、今そこになにが不足しているのかも(それは多くの場合本書で指摘されているとおり父の役割だろうけど)見出すことが出来るだろう。
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theme : 読書メモ
genre : 本・雑誌

対話185 清水 義範『スシとニンジャ』

2009.07.18.01:19




読書時間:1時間

●2回目でも面白い
最近清水義範を読みなおしたい衝動に駆られていてまた色々と読もうとしている。この本を最初に読んだのは恐らく中学3年生のころだったが、あの頃と変わらず面白い。というよりむしろ、あの時より面白く読めたかもしれない。

●小説初心者にも(多分)おすすめ
改めて読んでみて驚かされたのがその読みやすさである。毎回行間を変えているというのもあるけど、表現にもって回ったところがほとんどなく(あるとしたらそれはわざとである)何が言いたいかよくわかるし、洒脱な書き方のせいでシンプルすぎてつまらないということもない。
いきなり中学生に難しそうな本を進めるよりも、たぶんこのような本を渡したほうが読むということに快感を覚えるのではないだろうか。そういう意味で、たぶんこの本を紹介された僕は親に感謝するべきなのだろう。

本作のテーマも多分多くの日本人が興味を持てるものでないだろうか。スシとニンジャというタイトルからもなんとなく推察できるが、この本はある田舎のアメリカ人青年が憧れの日本に来て…という感じで話が進んでいる。小説なので完全にフィクションではあるのだが、結構前から翻訳系のブログを僕でもあまり違和感は感じなかった。というか全体的に面白いので違和感とか気にしている暇がなかったというのが正しいかもしれない。

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genre : 本・雑誌

対話184 原 丈人『新しい資本主義』

2009.07.18.00:57




読書時間:30分

サークルの友人に貸して頂いた本。あまりこういう本は読んでいなかったのでありがたいっす。

●パソコンの限界は何か
本書で指摘されている面白い部分としてパソコンの限界がある。僕が良く読む本ではパソコンをつかっていかにするかみたいなものばかり書いてあるので、パソコンのつぎの可能性を示唆しているこの本は興味深い位置づけにあるのだと思う。

パソコンに限界があるということはここ極めてせまい僕の周囲でも何回か聞くことなので、少なくない人間がその可能性を探っている段階に来ているのだろう。ただパソコンのスキルがないからそういうことをいっていてもあれな感じなので、とりあえずはパソコンのプログラミングやらなにやらを学ぶのと並行しながら探っていきたい。

●冷戦の役割
最近の資本主義が行き過ぎていたというのは結構良くいわれることだけど、冷戦の時期のように共産主義という明確な対立軸があったときはまだそれがマシであったという記述は面白い。確かに今の資本主義は独裁体制的で、故に歯止めがかからなくなったのだろうという著者の意見には納得させられる。著者はその対立軸として公益的資本主義(アマゾンのレビュアーの言葉を借りるなら”志”本主義)を挙げているが、このあとここら辺がどのように転がっていくのか関わりつつも見守っていきたい。

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genre : 本・雑誌

対話183 デニス・メドウズ『成長の限界 人類の選択』

2009.07.18.00:34




読書時間:1時間

●読むまでの背景
藤沢烈さんにお会いした時にいただいた本。あれから少し放置してしまっていたが、夏休みで時間もあることだしこういうタイミングじゃないと読まないということでついに読んだ。最近自分に”社会科学分”が足りていないのではないかという懸念もあったので、こういう種類の本を読めて良かったと思う。

●”幾何級数的に増大する数”と”遅れてくるフィードバック”
本書の中で特に興味深い指摘が”幾何級数的に増大する数”と”遅れてくるフィードバック”である。人口増加などは間違いなく幾何級数的に増えていくものだし(たとえば2,4、8というように)そこの点はふんふんと読めた。しかし”遅れてくるフィードバック”については普段なんとなくそれを感じながらもあんまり明確化して感じていなかったという点で非常に良い指摘だなと思うことが出来た。

遅れてくるフィードバックというのはその行為をした瞬間ではわからないが、遅れて様々な事象が引き起こされるということである。これは地球単位の話でも言えるし、個人の中においても言えることであると思う。中松博士がイグノーベル賞を取った「食べた食事の効果は3日目に表れる」という説はあまり知られていないけど人間のフィードバックの遅れを表す良い例だし、ウェンガー博士のトレーニングでも最大効果は3日目に表れるとされている。この点を認知しているか、フィードバックは常に遅れてやってくるということを認知しているかという点でかなり人間は差が付いてしまうような気がする。

人間、やったらすぐに効果が出ることを望んでしまうものである。また、この本でも指摘されているように行きすぎたことをやってしまっても効果が表れるまで時間がかかるため、気づいたら手おくれということがミクロ的(人間個人)にもマクロ的(環境全体)にも起こる。思うにゲームが人気を博すのはフィードバックがすぐ来るからというのが大きいのではないか?あと、行うことそのものにに可視性があるというのも大きそうだ。
逆に、物事にゲームに向けるような熱中性を発揮するためには「フィードバックが遅れてくるということを認知しそれを可視化させる」ことをすればよいのだなと思う。

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genre : 本・雑誌

対話182 野口 悠紀雄『「超」勉強法』

2009.07.17.18:16




読書時間:30分

●僕と勉強法
How to 勉強系のさきがけになったと思われる本。
創刊は1995年とやや古めだけど、ここで言われていることの大部分は現代でも言われていることである。
それゆえほとんど古さは感じさせない。僕は結構勉強法マニアみたいなところがあるので(ちゃんとそれを活用できているかはおいといて)、内容そのものはあまり新鮮さは感じられなかったけど、それでもちょこちょこと役立ちそうなフレーズが入っている。また、個人的には本のデザインは読みやすいと思う。ちなみに僕が読んだのは単行本ヴァージョン。

●この本の中のコラム
この本にはコラムがいくつか入っていて、結構コラムの部分が面白いなと感じた。
その中で天才と気分転換のことについて書かれているところがあり、自分がどのような気分転換法を持っているか?ということについて考えてみるきっかけになった。
今のところパソコンのタイピングとかが自分の中で気分転換になっているのだけど、パソコンの性質上(?)どうしてもそれがずるずると続いてしまう場合がある。自分が気分転換できるものの中でデメリットが少ないものはなにか、あるいはメリットの大きいものは何かについてもっといっぱい考えたほうが
よいのだろうなあと思う。

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genre : 本・雑誌

対話181 清水 義範『黄昏のカーニバル』

2009.07.17.11:46




読書時間:1時間

※この読書メモはこの小説とジョジョの奇妙な冒険第5部に関するネタバレをある程度含んでいます。

●初めてはまった小説
僕は以前は今ほどの読書小僧ではなかった。確かに本を読むことが嫌いとかそういうことはなかったけども、自分から進んで読もうと思ったことはあまりなかった気がする。
そのような状況を打破してくれて、幸か不幸か僕を読書の虜にさせてくれたのは(正確にいうと小説を読む習慣をつけてくれたのは)この本といっても多分過言じゃない。

そういえば最初に読んだときは中学3年くらいだったと思うけど、あのとき第一志望の高校の面接で好きな小説家を聞かれたらこの人の名前を言おう、と試験5分くらいまえに小説を見直して確認していた記憶がある(なお、実際の面接ではそんなことは一ミリも聞かれなかった)。

●SF小説というよりはパスティーシュ
設定的にはSF的なものが多いが、清水義範を特徴づけているのはパスティーシュという技法だろう。パスティーシュとはいわゆる模倣的手法で、パロディ的な感じで、ある題材を模倣してややユーモラスに描くというのがひとつのパターンとしてあると思う。清水義範でいえば中学の教科書に書いてあるような英会話のように話が進む「永遠のジャック&ベティ」がその典型例だろう。

ただ、本書はそのパスティーシュという彼が得意とする分野よりももっと純粋な?SF的要素のほうが強いかなと思う。そしてそのどれもが小気味よく展開されていて、読んでいてもあまり飽きることがない。僕がこの本を読んだのは今日起きた直後なのだが、それでもほとんど眠いと思うことなく読み通すことが出来た。あんまり有名な本ではないかもしれないけど、是非他人にオススメしたい本である。

●「黄昏のカーニバル」「消去すべし」が僕にクリーンヒット
この本には7つの短編小説が収められている。嫌いな作品はまずないが、その中でも2つ目の表題「黄昏のカーニバル」と最後に収められている「消去すべし」がテーマ的にも書き方的にも僕にクリーンヒットした。

「黄昏のカーニバル」ではなんというか、誰もいないところでテレビが永遠と逆再生されるというシュールというか、なんともいえないもの悲しさがやるせなさを醸し出してくれている。思うに僕の無常観的な思想とか、シュールレアリズムを好む傾向もこの小説を読んだあたりから形成され始めたのかもしれない。

「消去すべし」を今読んでまっさきに思い出すのはジョジョの奇妙な冒険第5部に登場するボス、ディアボロの存在である。「消去すべし」の主人公は生まれつきこの世のバグとして発生し、自我はあるが記憶はないというところから話がスタートする。彼はバグゆえに様々なデータ(人やもの)を消していくことが出来るのだが、元々世界に祝福されて生まれたわけではない故に最後は世界そのものに消されることになってしまう。

ディアボロもまさにそのような性質がある。ジョジョを読んだことのある人でディアボロが大好き!という人は「ディアボロの奇妙な冒険」(配布終了)の熱心なプレーヤー以外にあまりいないだろうが、僕は大好きで多分ジョジョで一番好きである。その理由は彼の生い立ちと性質にあって、彼はもともとこの世に生まれるものとして登場したわけではなかった。生まれ方が明らかに不自然だし、行動をする際はなるべく表に出てこない(通常は二重人格の片割れであるドッピオが前に出てきていて、主人格は出てこない)あたりもまるで世界の追跡から逃れているような印象を受ける。

彼は不幸なことに最後の最後でドッピオを投げ捨ててしまったためその存在を白日の元に照らすことになり、結果として敗北することになるのだが、あの時ドッピオから分離せずに行動していたらどのような結末が待っていたのか気になるところである。まあ状況から言ってふつうにそれでも敗北していそうだけど。

なお、僕のディアボロ観は「究極スタンド大全」というサイトから凄い影響を受けている。非常によく書いてあるサイトなので、これを読めば今一好かれることの少ないディアボロが好きになること請け合いである。多分。

参考までにちょっとディアボロに関する記述を抜き出してみる。

奇妙なエピソードを経て、この世界に「産まれるはずの無い者」として生を受けた赤子「ディアボロ」は、この世界の「摂理」(プログラム)に生じた小さな「過ち」(バグ)を、その精神の奥深くに宿して誕生した。「バグ」はディアボロ少年の内で「もう一つの人格」に育ち、臆病な彼を徐々に支配し、時に彼に代わって彼の肉体で偽名を名乗り行動するようになる。そして19歳のときに「矢」によりスタンド使いとなった「バグ人格」は、「K・クリムゾン」のスタンド体に宿る人格となり、コンピューターのプログラムバグのように「世界をバグらせる」能力を獲得する。(ただしコンピューターのプログラムと違って世界の摂理はあまりにも巨大且つ完全に確立され、その上自己修復能力もあるため、「K・クリムゾン」の力では世界を局所的・一時的に破壊するのがせいぜいである) そしてさらに時が経ち、「バグ人格」はディアボロの肉体と精神を完全に支配して「現ディアボロ」となり、バグ人格に支配され精神の成長を止めた「元ディアボロ少年」は、その子供の肉体と臆病な性格でボスの正体をカモフラージュする「ヴィネガー・ドッピオ」となり、以降この二人は奇妙な共生関係を保ちながら生きることになる。

また、世界のバグである「K・クリムゾン」がその精神の力で「世界を排除する力」を持つのと同様に、「世界」はその自己修復力により「バグを排除する力」を働かせ、その力はディアボロに関わる人間をディアボロに敵対するように仕向け、ディアボロに「強力な人災」を集中させる。ただし、「バグ」であるディアボロがドッピオの精神の奥底に潜んでいれば、彼に働く「排除の力」も弱まり、「強力な人災」も「軽いトラブル」程度に抑えられる。ディアボロ少年が臆病な性格になったのは、産まれ落ちた時からずっと理不尽なトラブルに遭い続けたためであり、現ディアボロが国をも裏から操るほどの巨大ギャング組織のボスになり得たのは、その身に集中する「強力な人災」(これには必然的に闇社会の住人が関わる確率が高くなる)を無敵の「K・クリムゾン」で乗り越え、闇社会でのし上がっていけたが故である。なお、現ディアボロ=バグ人格の「邪悪さ」は、元ディアボロ少年が人とのトラブルで感じ続けてきた「負の念」によって培われたものであろう。(強調部は引用者)

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対話180 スティーヴン・W. ホーキング『ホーキング、宇宙を語る―ビッグバンからブラックホールまで』

2009.07.16.20:35




読書時間:1時間

●物理って面白いかもしれない
僕は高校で物理を履修していない。いわゆる文系の生徒という括りに入っていたし、当時は科学にそれほど興味がもてなかった。そういうバックグラウンドを持っているのでこの本の内容をイメージするのにもかなり苦労が必要だったし、多分理解度はかなり低い状態であるとは思うけども、それでもこの本で思うことは一つだ。「多分物理って面白いかもしれない」

●物理はイメージであり、それはわくわくするものである
僕は最近何事もイメージで置き換えられるか、という風に考えることに凝っている。文章を読む際も従来やっていたフォトリーディング的な、「文章という情報を処理する」という読み方のほかに、文章を映像に変換してそれを眺めるように楽しむという方法にチャレンジしたりしている(この読み方に関しては別にエントリを挙げる予定)。

なので、最近物理がイメージを特に必要とする学問と知っていきなりその親近性が高まった。全然自分の人生には接点がないと思っていたのに、イメージの学問と思ったら俄然興味がわいてくる。思えばこの状態に至るのがもっと早ければ僕の今現在のキャリアもだいぶ変わったものになっていたに違いない。

●物理から見る認識、時代の流れ
この本を読んでいくと物理の考え方を通してその時代のコンテキストをなんとなく想像することが出来て面白い。たとえばホーキングは19世紀までの思想背景をこう説明する。

20世紀に入るまで、宇宙が膨張あるいは収縮していると示唆した人は一人もいなかった。このことは、19世紀以前の全般的な思想風土の一つの反映として興味深い。宇宙は不変な状態で永久に存在してきたか、さもなければ過去のある時点で、今日われわれが見ているものと同じ姿で創造されたと一般的に考えられていたのである。これは一つんは、人々に永遠の真理を信じる傾向があるためであろうし、また、たとえ自分たちが老いて死ぬにしても宇宙は永遠で不変であると考えることが慰めになったためでもあろう。



なんだかんだ、人間はその時代と切り離して考えることは出来ない。物理を通して人間の思想を見ることで、その時代背景に科学者たちが、そして一般人たちがどういう土台を考えの中に持っていたのか察することができる。

●時代の流れ
本書では様々な興味深い指摘が並んでいる。たとえば「ブラックホールは思ったより暗くない」とするホーキングの記述によってさらに細かくブラックホールについてのイメージ化が進んだし、エントロピーとはなんぞやというのも以前よりは少しクリアな理解に繋がった気もする。

また、物理の世界で驚かされるのはその流れの速さである。本書は1989年に発刊されたということもあって、現在においてはいくつか誤りと思われる記述が掲載されている。僕がぱっと見た中でも、ビッグクランチに関する記述は誤りであるだろうし、ひも理論に関しても当時はそこまで定説化していなかったようなことを示唆する節が見られる。

あのホーキングですらそのような誤りや疑念を持っていたとは、当たり前のことではあると思うけれどもなかなか面白い。尤も彼の凄いところは誤りを見つけたらそれを誤りと素直に認めることの出来る姿勢があることだと思うが。

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genre : 本・雑誌

対話179 堀 紘一『できることから始めよう!―「自分の価値」を高める知恵の出し方』

2009.07.16.20:16




読書時間:25分

●僕にとって初堀紘一氏の著作としての本書
堀紘一さんについて僕はほとんど知らない。かろうじてボスコンの代表取締役社長ということを知っている程度で、今まではその考え方に触れたこともなかった。ということで、本書は僕にとって初めて
の堀紘一著作体験となるわけである。

●さすがコンサルのトップ
というべきなのか、そもそもそういうバイアスがかかっているからそう思うのか、書いてあることは非常にシンプルにまとまっているけれども、今まで読んだ自己啓発とは多少違う角度からの意見が散見され興味深い。たとえば「歴史・哲学・心理学を学べ」という台詞は現在哲学と心理学を学んでいる僕を勇気付けてくれるし、今まで多少軽視していた(というわけではないが相対的に勉強の少なかった)歴史に興味を持たせてくれるきっかけにもなった。また、仕事をするときのメンタルとして多少の不快感があったほうが良い仕事が出来るというのも今まで考えたことのなかったことなので参考になる。

●どのように自分を演出し、どのように創り上げていくか
また、本書で指摘されていることで「めったに全力を出すべきではない」というのも新鮮に聞こえる。ようは余裕を持てということだと思うが、今まで全力でやらなきゃ……と何事にも罪悪感を感じていた(のにも関わらずあまり全力を出した感覚がなかった)自分としては多少励まされる。とはいえこの本は主に30代の読者を念頭に書かれた本だと思われるので、現在20そこそこの若造である僕がこれをそのまま受け取るのは多少ダメかもしれない。

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対話178 ロバート・M. ブラムソン『「困った人たち」とのつきあい方』

2009.07.15.18:32




読書時間:40分

●私はどのような「困った人」なのか?
自分の周囲に存在する困った人たちをタイプ分けし、その対策についてを考えるために存在する本だと思うが、この本を読んでまず僕が感じたのは「自分とはどのような困った人なのか?」ということである。

特に本書で指摘されているように、「過剰防衛」の状態に陥ったときに自分がどのような行動をし、どのような言動をしているのかというのは本当に観察しがいがある。普段自分がしないと思っているような発言や行動を緊急時はしてしまいがちだし、そこに普段の自分が見落としている(しかし他人は気づいている)ものがあるのだと思う。

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対話177 中谷 彰宏『大人のスピード勉強法』

2009.07.15.18:15




読書時間:10分

●処方薬としての読書
最近人生にスピードが足りないような気がしていたので処方薬としてビジネス書を読んでみることにした。書かれている内容についてはそこまで目新しい内容はなかったものの、今まで自分のやってきた習慣などを見返してみる良い機会にはなったと思うし、何より言葉で励まされることにより「これからぐいぐい活動的に動いていこう」という気になった。僕の場合、やる気のないときはこういう風に本を読んだりすることでそれが転換することが今までのパターンでも多かったので、そういうための読書ってのもありだなあということを感じる。

●とにかく量と速度
とにかく速度をもって量をこなしていく、出していくことで頭がよくなるのだと筆者は指摘する。これはまさにその通りだと思う。ここ数日の速度のない僕がどんな生産的なことをつくっていったかというと、ほぼまったくつくっていっていない。スピードは麻薬のようなものというか、スピードを上げることで見えてくるものというものは確実にあると思うし、質を上げるためには一定以上の量は欠かせないことが大多数だと思う。そのためにどのようにアウトプットする準備をたてるか?どのようなことを心がけていけばよいか?そういうことを常に意識してく大切さを改めて感じた。

●集めること
著者は10年勉強していることは必ず一つの学問になるという。同感である。今の僕でいえばウェンガーの能力開発的なものに凝っているのでこれが主な対象になると思うが、この実践記録を10年集められばそれはそれでなんらかの価値を持ったものになるに違いない(というかそう思いたい)。僕は今まで集めると言うことに対してはそれほど熱心ではなかったけども、能力開発的な分野以外にもコレクションすることで楽しめて、なおかつ新たな道に繋がるものがあるかどうか探してみるのも一興かなと思う。

●GOOD OLD DAYSをなくすためには
人間「昔は~」とか、過去の美談を語りがちだ。僕も最近人に会ってる中で感じていることは「自分の会話の内容がある程度一定化してしまっている」ということ。短期間に人に会っているのでそれは致し方ないことなのかもしれないけど、せっかくアウトプットする機会を設けているのだからインプットのほうもさらに質と量を高めていきたいなと痛切に感じる。昔話をしてしまうのはインプットが圧倒的に足りないからであり、それには対外的にあまり価値はなさそうだ。そうでなく、自分がいかに昔話をしないように情報を取り入れるか?この視点を持つだけで新鮮な情報をキャッチするセンサーみたいなのはさらに発達するように感じる。

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genre : 本・雑誌

ここ最近やったこと

2009.07.15.02:26

最近どのようなことをしたのかまったくこのブログに書いておらず、もはやただの読書メモサイトになっているので、僕がここ3週間2週間(修正)くらいどのようなことに時間を使ったのかについてもこれからちょこちょこ書いていきたいと思う。

とりあえずリスト的に書き出すと、

●人に会うプロジェクト
今のところ10人くらいの方と1対1でお話する機会を得ることが出来た。
大体は同年代くらいの方々で、普段そこまで話さない人がターゲットである。
それは同じサークルの後輩だったり、普段なかなか話す機会のなかった(でも話したかった)同年代の輩であり、他大学の面白そうな人だったり、面白い人生のルートを通ってきた先輩だったりした。

誰と話しても思うのだが、やはり1対1で話すというのは集団で話すのとは違う面白さがある。時間とお金が許す限り、これからもこのような機会をどんどん設けていきたいと思う。

●セミナーに参加
そろそろ就活生用のセミナーが真っ盛り!ということで、αleadersというSNSサイトのハイレベル就活生向けのセミナーに恐れ多くも参加したり、LIVE REVOLUTIONという会社のセミナーにいってご丁寧に本を2冊×2セットいただいたり、就職活動予備校みたいなところのセミナーでパートナーの大切さについて教唆してもらったり、グループディスカッション改善用のセミナーに参加して自分のディスカッション時にやっていたミスに気づいたり、「21世紀の能力開発」をテーマにしたセミナーに参加して能力開発のトレンドについて学んだりしてきた。

それぞれ色々と思うところあったのだが、それはこれからの更新で書いたり書かなかったりしていきたいと思う。とりあえず、こういうセミナーの場の正しい使い方としてはそこでなるべく面白そうだなと思う人を見つけ、その人たちと親交を持つことなのかなということを最近感じている(それは就職予備校のセミナーでも言われたことだけど)。

●KGCの柴田さんについに会う
友達と一緒に、KGCの柴田さんと遂にお話する機会を得ることも出来た。柴田さんにはHashさんのブログで紹介されているのを見てから個人的にお話がしたいなと前から思っていたのだが、今回当初思っていなかった形で相談に乗っていただくことが出来た。しかも2回。
想像以上に凄い人だったのでよく2回も会ってくれたなと思うが、多分今度はもう男だけで遊びに行っても会ってくれないに違いないだろう。

ともかく、柴田さんとの出会いは僕にとって強烈なもので、今年に入っての僕の2大事件は今のところ藤沢烈さんと柴田さんに会ったことと言っても過言ではまったくない。それだけ僕の価値観はむちゃくちゃに壊されたというか、烈さんとの出会いは僕の価値観を広げてくれたとも言えるが柴田さんは確実に僕の価値観を壊してくれた(多分良い意味で)。それは最初に会ったときは終わった直後からもう眠くて、情報を早く寝て処理したい欲求に駆られるほどで、後日柴田さんと会ったK嬢も柴田さんと会ったあとに同じような反応を示していたのを見て「柴田さんすげえ」と心ながら思ったものである。柴田さんとの出会いは世の中僕の想像を軽く超える人間がいっぱいいるのだろうなと感じさせてくれた。

●3日間のイメスト合宿
ブログの更新をしていなかったときはこんなことも行っていた。メンバー6人で3日ほど篭ってイメスト(特にモデル思考)をやり続けるというイベントを開いたのである。
我ながら頭の弱い企画を立てたと後から思ったが、意外にもイメストを普段やらない方々からも参加希望のメールをいただき、結局経験者3人未経験者3人でやることになった。

僕の計画力がまったくなかったせいで(僕の行動サイクルにPLANとCHECKはほぼ存在しない。今までもっぱら外注に頼ってきたのが原因のようだ)、結構1日の行動はぐだぐだのところが多かったのだが、単純に課外活動として皆と話せたのが面白かったし、なんだかんだ集団の強制力を用いることでイメスト、特にモデル思考を試すことが出来たのは大きい。

このことの副産物として終了後は今までよりもさらに鮮明に景色が見えるようになり、しかも持続力(あるいは変化率)が高い。また、モデル思考でとりあえずジャグリングのカスケード(3つの玉投げ)が出来るようになった気がする。別にカスケード自体はそれほど難しい技術じゃないそうなのでモデル思考のおかげと思わなくても出来たような気がするのがアレなところだが、イメージしてやったら直後に出来るようになったのでモデル思考で効果を得ることが出来たと思いたい。

●渋谷から代々木公園・皇居まで歩いてまた歩いて帰ってくる
これは今日友人と行ったこと。久しぶりにこんなに歩いたが、体感覚として以前ちょこちょこ感じていた体の中の冷流みたいなのをちょっと感じたのと、緑があるところで転寝したり読書をすることの素晴らしさを感じることが出来た。将来は緑ある公園の傍に住みたいなと強く思った。

●オープンキャンパスのバイトに参加
結構久しぶりにICUのオープンキャンパスにスタッフとして参加し、見学者の生徒やその父兄の方々とお話する機会を得ることが出来た。母校が好きならばこれほど楽しいバイトはないと思う。たまに明らかにモンスターペアレントな方を見かけて、そういう時はなんともいえない気持ちにはなるけども。

7月18日のオープンキャンパスにも参加する予定なので、お弁当箱管理担当とかになって教室で引きこもっていない限り、来ていただければお会いすることが出来ると思う。この時期に、しかも僕なんかに会うために誰かが来てくれるなどということはほぼありえないと思うが、一応お知らせ。

●寝込んでだらだらする
とまあ、自分の中では割と精力的に動けたかなという日々が続いたのだが、自分のペースを崩すような生活をしていたため(また、後半は肥田式などをさぼっていたため)最後の最後に風邪を引く。それを引きずってだらだら生活してしまっているのが今。さっさと元の良い状態に戻していきたい。

●今後の予定
京都で10日間のヴィパッサナーに参加した後、3週間のウェンガー合宿を遂に行う予定。3週間のウェンガー合宿についてはレポートとしてこのブログで更新していきたいと思うので、そちらのほうに興味がある方は見てやってください。

対話176 村上 春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』

2009.07.15.01:48




読書時間:2時間

●4年ぶりの再読
最初に読んだのが高校2年くらいの頃と記憶しているので、いつの間にかあれから4年が経ってしまったことに多少の立ちくらみを椅子の上に座りながら感じている。細胞がどのくらいで全部変わってしまうかちょっと記憶にないが、おそらく僕を構成している大部分は変わってしまっているはずだし周囲を取り囲む環境もまったく違うわけで、もはやあの頃の僕は肉体的にも精神的にも別人なのだなあと思う。そうすると僕は他人の記憶をちょっとバイアスがかかったやつながらも持っているわけで、なんとなく不思議な気分になる。

●あっれ?
そして久しぶりに、本当になんとなくこれを手にとって読んでみることにしたのだけど、もう驚愕の一言である。いや、多分僕以外の人間にとってそれは衝撃的なことではさっぱりないと思うが、なんと僕が死ぬ前に実現させたいとぼんやり冗談半分に考えていた世界がここですでに書かれていたのである。

これは個人的には大変な衝撃であった。ちなみに僕の「死ぬ前に実現させたいとぼんやり冗談半分に考えていた」こととは自分の頭の中に独立した世界をつくり、自分の中の時間間隔を究極的に引き伸ばすことによって精神を殺すことなく新しい世界に突入するというものである。はいはい妄想おつって感じだが、これを思い浮かんだのが確か高校2年か3年の頃で、ちょっと冷静に考えればもう確実にこの本の影響を受けているわけなのだけど、今読み返してみるまでこの小説が僕の思考に及ぼしている影響を完全に認知していなかった。完全に自分のオリジナルな着想だと思ってちょこちょこ他人にいっていた自分がちょっと恥ずかしい。

●あちらの世界とこちらの世界
それにしてもこの小説で描かれていることは本当に想像を喚起してくれるし、多様な解釈の余地を僕らに与えてくれる。そこ等辺が僕のこの小説が好きなところである。こころをなくした住民たちとは一体誰なのだろう?と最初に読んだときは思いもしなかったような気がするが、今読めば彼等は「主人公の中で抽象化した存在なのではないか」という仮定が導き出されるし、多分次に読んだときは違う仮定が導き出されるに違いない。ここらへんのことを簡単に可能にさせてくれるところが多分この小説の素晴らしいところであり、初読時はあまり思わなかったがこれはやはり完成度の高い作品なのだなあとつくづく思わされる。

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対話175 ジャック・ウェルチ『ジャック・ウェルチ わが経営(下)』

2009.07.15.01:34




読書時間:1時間半

●本の内容
GEの元会長ジャックウェルチの自叙伝の下巻。
上巻からすでにわかりきったことだが、ものすごい勢いで色々な人が出てきて、ものすごい勢いで色々な企業が出てくる。
本の内容をよほどうまくイメージ化できるひとなら別だと思うけど、そうでないなら自分の関心のない名前などは流し読みする程度ですませ、事象にジャックウェルチがどう悩み、対処したのかを読んでいくのが少なくとも今の僕には適しているなと感じた。

●20世紀の経営とこれからの経営
この本を読んで思うことは単純すぎるほど単純なことで、僕の中でそれは「ジャックウェルチすげえ」っていう一言につきる。多分僕はうん十億のお金を焦げ付かしたら発狂すると思うし、こんな大きな巨体をコントロールしていくだけのメンタルも能力も持ち合わせていないし、これからもそれを志向することすらないだろう。そして多分それは僕以外の大多数の人にとっても同じはずで、ということはやはりジャックウェルチは凄いってことになる。なんだこの文。

ともかく、20世紀に乗りに乗りまくった企業のボスがどのようなことを考え、どのような性格を持ち、どのような行動をとっていったのかは興味深い。まるでタイムマシーンにでも乗った気分で、特にE-Businessが本書の最後のほうに出てきたあたりでその思いは頂点に達した。エベレスト!僕の時代にはすでに山頂(と現在思われているもの)までのエレベーターが完成していたのでパソコンなぞ呼吸するようにあるものだと思っていたが、その当時ある程度概念を積み上げていた大人たちにとってそれがどの程度の衝撃をもたらすのかは想像するのがなかなか難しい。僕らの時代でいうと脳のイメージングで機械が操れるだとか、脳に直接作用させる学習効果などが生み出されると言われたときくらいの衝撃だろうか。確かにそれらは衝撃的だし、もしかしたらそれ以上の何かに相当するのかもしれない。

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genre : 本・雑誌

対話174 エドワード・W. サイード『知識人とは何か』

2009.07.14.01:32




読書時間:40分

●僕と社会科学
僕は人文的なものや自然科学的なものに比べ、学問上社会科学に分類されるようなものを相対的に読まない。
高校までの頃などは特にそのようなことはなかったと思うのだが、いつの間にかそういう特性を獲得しつつあるようだ。

そういう背景もあって、社会科学的な内容と深い関わりを持つこの本の中では若干理解が追いつかないところがあったりした。
ただ、そういう読書上の問題はあったものの、ここで語られる知識人像には共感できるところがあったと思う。

●アマチュアとマイノリティ
本書によると知識人とはどこにも属さず、個人に帰している。
そしてプロではなくアマチュアだ。
それはプロというものが社会のシステムと結びついているからということだろう。
何事もプロになったほうが偉いと思ってしまいがち(そしておそらくそれは正しい事が多い)だからこそ、アマチュアでいつづけることの意義を再度考えさせてくれた。

また、それはすなわちマイノリティであり続けるということでもある。
マイノリティとは僕にとって興味深い範囲の一つで、というのも僕自身が多くの人間と同じようにマイノリティ的な部分を持っていると強く意識しているからかもしれない。
自分にマイノリティ意識がありしかもそこに美学を見出しているのでマジョリティには加わりたくない、しかしながらマイノリティでいることにはあなかなか困難が付きまとったりする。
ちょっとこの本の内容全体をマイノリティ論に帰すのには無理があると思うけど、その観点から見てもこの本を読むことで励まされるものがあった。

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対話173 ミチオ カク『サイエンス・インポッシブル―SF世界は実現可能か』

2009.07.14.01:23




読書時間:1時間半

●不可能にもレベルがある
まず、不可能レベル1,2,3と振られているのが素晴らしい。「あれ、不可能にもレベルってあったんだ」みたいに純粋な驚きがそこにはある。というのも、僕は今まで不可能そうな技術に関しては結構漠然と一つのカテゴリーに入れてしまっていたので全然収拾つかない状態になっていたのだけど、この本を読むことで1つのカテゴリーとしてそれらを処理することは必ずしも適していないのだなあと知ることが出来たからだ。

●反物質って……!
この本にはまさにわくわくさせてくれることばかりが書かれていて、どこのところをめくっても好奇心を書き立てられることは保障できる。ただ、難易度は章ごとにかなり違うように思うので、自分がわかりやすそうなところとか、興味が出そうなところから読むのが正しいのかもしれない。実際僕も2~3つくらいはほぼまったく理解していないような気がするし、残りのものも僕の理解がどこまで正しいのかについてはかなり怪しいものがある。

その中で、僕が特に惹かれたのがテレパシー、念力、そして反物質である(ちなみにこれらは不可能レベル1にカテゴライズされ、ある一定の状況下あるいは条件であれば意外に実現も近いそうである)。テレパシーと念力に関しては加速学習の怪しげなところを通っていると確実に遭遇するところなので僕が興味を抱くことになんの不自然さもないと思うが、反物質はそれらとは異なった意味で興味深かった。というのは、反物質に関しての章を読んだことで僕が数学とか天文学に興味を持つようになったからである。

これは驚くべき事態である。別に天文学は前前から面白そうだなあと思っていて、昨年度は実際学校でも天文学の授業を取っていたので驚くには当たらないのだけど、数学は古来より僕の宿敵(というか一方的にぼこぼこにされていた)に位置づけられていたので、ここで和解のチャンスが来るということが僕には信じられなかったのである。

僕の優秀な友人であるイズモさんも「文系の人が数学を面白いと思う気持ちはわかる」という発言をされていたし、なんだかんだ数学は僕の世界のはるか遠くにあるというわけでもないのかもしれない。最近理系の学問がみんな面白そうに見えてきて困るが、しかし実際に復習だーと思って高校の教科書とか取り出すと10分後に放り投げている自分がいることも容易に想像できるので、あまり大口は叩かないようにしようと思う。

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対話172 関口 知彦, 鈴木 みそ『マンガ 物理に強くなる』

2009.07.14.01:10




読書時間:1時間

●科学というのはイメージの学問
というよりは、あらゆる見識はイメージが大事なんだけど、科学はその中でもかなりイメージ能力を問われるように思う。特にそれが実生活から離れていれば離れているほどイメージは必要になってきていて、そこ等辺があるからガンダムとかから物理に入った人は強いのかなあと妄想する。なんか、ガンダムとか見ていれば物理ってそんなもんなんだっていうイメージが出来そうじゃん?ちくしょー僕もガンダム見ておけばよかったぜ。

まあ上記の話はともかく、物理ってそこで何が行われているかイメージ化できないと本当に今何をしているのかわからないのは間違いなさそうで、教育はイメージすることの大事さをもっと主体的に強調しても良いのではないかな。僕自身全然物理を勉強したことがないので、本当に適当な話で申し訳ないのだけど。

●普通に面白いマンガ
この本に話をフォーカスさせると、これはもう単純によく出来たマンガであると行っても差し支えない。
普通この手の勉強系マンガはつまらないのがセオリーなのだが、意外にも(失礼)マンガ自体がかなり読ませる恋愛マンガになっている。とりあえず聡美かわいいよ。

さすがに物理的な説明になるとそこで何が行われているかイメージする必要があったのでするする読むわけにはいかなかったが、読みやすさも含めて今までまったく物理をやったことがないという僕のようなゆとり教育的被害者(と責任を押し付ける無責任な若者)や、物理はちょっと触れたけど完全に異次元すぎて対話をするのを頓挫したという方にはオススメ。

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対話171 兼本 尚昌『プロ・ヘッドハンターが教える仕事ができる人のひとつ上の働き方 これが出世、年収、キャリアを左右する! 』

2009.07.14.00:57




読書時間:20分

ソフトバンククリエイティブ様から献本していただいた本。
ありがとうございます!

●全体的に今までのビジネス書の総まとめとして
本書で言われていることは大体の部分において納得させられるというか、同意させられることばかりである。
特に僕は一応世間的には就職を考えなければならない年になったため、自分が就職するかどうかはともかく色々と刺激を受ける機会が多いのだが(そういえば就職関連のセミナーはすでに5回くらい行った)、この本も働き方について色々と考えさせてくれたと思う。

●私は運がよく、恵まれている
この本の中に書かれていたことで面白かったのが、優秀な人間は若い頃から「恵まれている」と考えながら生活していたのではないかという指摘である。他の本に書いてあったと思うけど、確かに優秀な人間だなあと思う人は、多分自分のことを運が良い人間だと思っていることが多いように思う。逆にいえば、「私は運が悪いんです」と就職活動の面接で言った人間はなんとなくダメ臭が漂うような気もする。

僕個人はといえばこの点に関しては自信をもって運がよく、恵まれていると言える。
なんだかんだ「配られたカードで戦う」というところまではとりあえず出来ているし、ここから先は自分が引き寄せるものだと思うしで特に今の環境に不満はない。というか、おそらく不満があるなら血が出てもその環境は変えられるべきなのだ。なかなか変化を実践しにくい環境というのも当然のように鎮座しているんでなかなか難しいことなのかもしれないけど、実践しにくい環境を作らないようにするという姿勢を持つことで色々融通が効くようになるというのも間違いない。

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対話170 カトリーヌ マラブー『わたしたちの脳をどうするか―ニューロサイエンスとグローバル資本主義』

2009.07.14.00:46




読書時間:1時間

●神経哲学と僕
僕が興味を持っている「神経哲学」という分野に属すると思われる本。
神経哲学というのは脳科学を土台に哲学をする、あるいは哲学的な見識から脳に切り込むということを指すと個人的には解釈しているが、そこから考えるとこの本は哲学→脳の後者に当たると思われる。

●可塑性というキーワード
最近色々なところで可塑性という言葉が取り上げられている。この本の主軸はそのまさに可塑性に当てられており、脳の可塑性から思想ひいては社会構造にまで思考が及んでいる。
可塑性という言葉はプラスティシテの訳語で、つまりプラスティックということなのでやや誤解を生みやすい。また、柔軟性とも混合しやすい。真相は固定性と柔軟性を同時に持つということであるように思う。そこ等辺の微調整のため、僕らは多分ビジネス書とかを読み漁ったりしているのだろう。

●何故哲学は脳科学を無視するのか
本書で指摘されているところで興味深かったのが、哲学者のほとんどは以前として脳科学という分野を無視して探求を続けているということである。特に認識論なんて科学的な知見を用いて何ぼだと思うのだが、一部の(というか大多数の?)哲学者はあまりサイエンスな部分に着手しないらしい。

確かにそれは大変な作業であると思うし、自分でそれが今後上手くできるかについての保障なぞまったくない。なさすぎるくらいない。しかしながら、やはり一学生としてはそこに「哲学」にのめりこめない原因があるのかなと思う。使える知識があるならそれらを全て取り込んで論に活かしたほうが単純に良い気がするし、自分の力の及ぶ限りそのような姿勢を今後もとっていきたい。

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対話169 河盛 好蔵 『人とつき合う』

2009.07.14.00:31




読書時間:30分

●人と付き合うということ
本書は人と付き合うということに関連するエッセイ書。
僕は初版を大学の図書館で発見したが、それによるとこの本の発行は昭和42年とのことで僕が生まれるはるか前である。定価80円という表示を見て、隔世を感じた。

●悪口について
僕は悪口についてのめりこむのが苦手である。
別に聖人君子というわけではさらさらないのでちょくちょく人の悪口を悪いと思いつつも言っていたりするのだが(しかも自分では気づかないうちに行われていたりするので本気で始末に終えない)、しかしながらあんまり生産的なことではないということも理解しているつもりなので今一のめり込めない。

こういう態度の人間が困るのが(というかそういう態度の人間でもなくても困ると思うけど)、相手が悪口を始めたらどう対処するかということである。
それとなく話を聞き流しながら緊急脱出が出来れば一番良い。しかし現実はなかなかそうは問屋を下ろしてくれない。本書では普段スルーしがちな悪口に関してもかかれていて、一度自分と悪口について考える余地を与えてくれた。

●約束はなるべくしない
約束はなるべくしない。それに尽きるなあと最近思う。というのも僕は結構安請け合いしてしまうことが多いのだが、自分でも残念なことに結構それをすっぽかしたり遅らしたりということがちょくちょく起きていた。これは僕の短い人生経験から考えても充分な悲劇といってまったく差し支えないだろう。簡単な気持ちが結んだ約束は簡単に反故にしてしまい、気づけば簡単に友達なども離れて行ってしまう。非常に非生産的であり、非人道的な行いである。

これを回避するために、本書では「約束はしないけど水面下でそれを達成するために働きかければ、約束したとき以上に喜んでもらえるし良いことづくめ」的なことが書いてあって、まったくその通りだなあと感心した。そうか、僕は約束をしないで何も言わずにそれをやればよかったんだ…・・・!

勿論現代社会に生きるうえでまったく約束をしないで生きていくのはほぼ不可能だし、約束をすることによって生まれる効果とかも場合によってはあるので一概に約束をまったくしないということが正しいとは思わないが、この視点はこれからも取りいれていこうとこころに誓うことは誓った梅雨明けの夜。

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対話168 鎌田 浩毅 『世界がわかる理系の名著』

2009.07.14.00:09




読書時間:30分

●読んだ動機
最近めきめきと理系学問に関心が出てきたので、ソフトな理系イントロ本を読みたいと手に取った本。
内容としては有名だったり無名(少なくともパンピーにとっては)な科学者の代表的な著作のことを著者のエッセイを交えながら語るという感じで、かなり手軽に読むことが出来た。

●収穫どころ
どの科学者がどのようなことを為したのか、ということについての見識も多少深まったが、それ以上に興味深いのがその人がどのような歴史、背景を持ち、どのような性格、情熱をもってそれに取り組んだのかということである。たとえば二重らせんを発見したワトソンは幼年期から大層な天才少年だったようで、大学の講義は一切ノートを取らずにAをがんがん取っていたという。

また、よく言われるアインシュタインの「学校の勉強が出来なかった説」はこの本の中ではもう少し深く取り扱われており、彼は実際のところ数学と物理に関しては非常によく出来る少年であったそうだ。
大学ではあまりまじめに勉強しなかったというエピソードが紹介されているのだが、これがアインシュタインの「余計なことに脳の処理を使いたくない」という彼なりの処世術であったということが非常に興味深い。確かに人から与えられる課題というのはえてして強制感があるし、なにより暗記物が多かったりする。
アインシュタインはあまり暗記が好きではなかったようで、故にそれらの課題にはほとんど熱心に取り組まず、結果として大学の助手に上がることが出来なかった一因にもなったとされている。

パッションの面で見習いたいと思わされたのが『博物誌』を書いたプリニウス(紀元前23年ぐらいに生まれた人)で、この人は何をするときも勉強するのを欠かさなかったという。たとえ横になっているときでも誰かに本を朗読させていたというのだから、僕がちょっとくらい勉強したなあと思った日など、彼にとってはカスみたいなもので、きっと怠惰以外の何ものでもなかったりするのだろう。

考えてみれば僕の考える「よく働いたりよく勉強する人間」とは横軸(現在)における比較によってそのイメージが形成されているわけだけど、ちょっと縦軸で考えてみればこのような勉強マニアみたいな人と比べることだって容易な話だ。横軸に関しては普段意識するきっかけがあるからいいけど、縦軸は自分から意識しないとなかなか抜け落ちてしまうわけなので、僕もこれからプリニウスさんのような勉強狂みたいな人のことを念頭において、自分の勉強を見つめなおしてみたいなと思った。正直にいうとプリニウスさんみたいに突き抜けた人間になりたい。

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読書メモに代わり「本との対話」にしようと思う

2009.07.14.00:00

今までもちょこちょこカテゴリーを(主に自分の自己満足のために)いじっていたのだけど、また今回も
自己満足のために修正を加えようかなと思う。
以下、文章はいつも以上の自己満足であり、自分のこれからの行動を納得させるために書かれたということを先に付け加えておく。

変更点として、
①今まで読書メモをつける際、単に読書メモにNo.を振っているだけだったのだけど「本との対話」とした。これは藤沢烈さんのブログで読書メモをつける際に用いられている「旅」というのがかっこいいなあと思っていたというのが背景にあり、でもそのまま「旅」とパクるのもあれかなと思っていたところ「対話」という言葉が浮かんできた。丁度僕は「人と1対1で対話」することにこり始めていたこともあり、自分らしいかなと思えた。
②また、以前は再起性という造語を指標にしていたのだけど、自分でもよくわからなくなってきたので単に読んでいるときの「充実度」を指標とすることにした。

ただ、この指標というやつが曲者で、僕のようなやつが著者に向かって偉そうに点数をつけるのもなんとなく気が引ける。かといって、何もつけないよりはそっちのほうがあとで見返すときに自分があのときどう感じたかもわかりそうだし……というところで逡巡していたのだが、最終的に「自分がその本との対話をいかに楽しむことが出来たのか、またその姿勢をもつことが出来たのか」という、読み手である自分のほうになるべくフォーカスを置くようにした。まあこの点は以前から気にしていたことなので、正確にはより意識するようにしたということだけなのだが。

邪悪なコンデンスミルク

2009.07.11.00:15

タイトルは特に内容とは関係ないっす。
ちなみに今日はこのフレーズが思い浮かんでずっとにやにやしてました。(=一日中暇でした)


さて、絶賛放置中のこのサイトですが、もうちょっとくらいお休みをいただいたのちに、近々コンテンツとかをちょびちょびリニューアルしようかと思索しています。
まあリニューアルといってもちょこっとカテゴリーの名前が変わるとかそういう微々たるレベルでの変化で確実に自己満足以外の何事でもないのですが、僕はよく考えたら昔から自己満足な人間なのでありました。

とにかく夏休みに入ってダレがちになる生活に歯止めをかけるよう、一日一日を十分に生きるように生活していきたいなあと思います。ちなみに今日は「よんでますよ、アザゼルさん。」の3巻を読んで一人にやにやしていました。僕もモっさんみたいなマスコットが欲しい。


対話167 株式会社ライブレボリューション/増永 寛之『宇宙一愛される経営』

2009.07.05.23:48




読書時間:20分

最近、これからの社会の構造がどうなっているのか凄く興味がある。
未来の会社像がどうなるか?ということを考えることはとても刺激的なことだ。

今現在は大きいビルを持っているのが真っ当な会社で、大学生は就活でその会社に入って、その中の人と仕事していって――というプロセスを辿ることが当然のことのようになっているけど、未来では違うかもしれない。


ある方からこのようなこと(細部は違ったと思うが)を示唆されて僕はそう思うようになった。
今思い返してみれば、それまでは僕の思い描く会社像というのは本当に貧困なもので、それゆえに偏見を持っていたりもしていた。まったく恥ずかしい話である。

さて、この本ではLIVE REVLUTIONという会社のカルチャーについてが述べられている。
そしてここで示されている社内ルールは、直近の未来の会社のあり方を考える上でかなり参考になる。
たとえばそれは完全禁煙やらスタートアップミーティング、競争なしといったファクターであり、おそらく今後出来ている企業は(あるいは既存の企業でもこれからは)こういった要素を取り入れていくのだろうなと思う。

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対話166 株式会社ライブレボリューション&金子真歩 『就活の王道』

2009.07.05.23:24




読書時間:20分

先日ライブレボリューション様が開催する学生団体を対象としたセミナーに参加した際にいただいた本。
しかもこの本を2冊、しかも他の本も2冊くれたので合計4冊ただでもらった計算になる。太っ腹だなと思う。

僕は以前から就活をしている同じサークルの中の人からこの本の存在を教えてもらっていたので、実際に読んでみて「なるほど」と、その人の言っていたことを照らし合わせながら読んでいった。

どちらかというと、この本は読むためというわけではなく、実践するための本であるように思う。
本の中にはヤリヌキシートやら成功体験シートやらが入っているので、これを自分なりにアレンジして用いるのが良いのかとおもわれる。

僕の場合、マインドマップなどの技法を知っているので、成功体験シートなどの内容をマインドマップ風に書くと良い感じになるかも。かもかも。

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対話165  ナンシー・C. アンドリアセン『天才の脳科学―創造性はいかに創られるか』

2009.07.05.23:05




読書時間:40分

天才に関して直接的に扱った本はNo.101 天才の病態生理以来。
僕はブログ名を天才wannabe(成りたがり)にする程度には天才性に興味を持っているので、この本も興味深く読んだ。

この本では特に創造性はいかなるところから生まれてきて、今までの天才と呼ばれる人たちはそれにどう向き合ってきたのか、そして天才性とはどういう性質を持っているのかについて焦点を当てているように見えた。

その中の「天才が完成させるまでそれに執着させる傾向を見せる」というのは僕の中は既知の事柄だったけども、一方で天才でいることはそれだけで完成するのではなく、適している環境が必要であるということを改めて気づかされた。

天才というとどうしても孤独なイメージを連想してしまうが、それだけではおそらく人間は天才と呼ばれる人間にはならない。少なくともはるかに困難になる。
こういうことを聞くと、人間とはやはり社会的な動物なのだなあと思わされる。

自分を振り返ってみて、やはり色々と着想を”具現化”出来ているのは他人とのかかわりがあるときだ。
どういう人間と一緒にいると、自分はどういう人間になるのか?
それも研究のテーマとしてなかなか面白いことだと思う。
自分を使った人体実験を進めよう。

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対話164 苅谷 剛彦『知的複眼思考法』

2009.07.05.21:51



充実度:B
読書時間:40分

ロジカルシンキングの本だが、例が多数掲載され、また書き方もわかりやすいので割とすいすいと読めた。

この本を読んで考えさせられるのが、自分の言葉の使い方のについて。
常に厳密にすればよいというわけでは決してないとは思うけど、議論や対話の最中で「マジックワード」と本書では呼ばれている、概念が一人歩きしたような言葉を使ってしまうということはよくあるなあと思う。
そういう「マジックワード」は思考を止めてしまうものであり、議論を空中戦にしてしまうものなのだという。
わかっているようでいてかなり日常でやっているような気がするので、自分の中でこれは「マジックワード」だな、と思う言葉があったらなるべく使わないようにしたい。

あえて使わない言葉があるからこそ、会話に深い意味をもたらすということは往々にしてあることだと思う。

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まるで僕の人生がリア充みたいになっている

2009.07.05.00:55

また更新の間隔が空いてきているが、僕は相変わらず元気にしています。
最近ちょっと生活のリズムが崩れがちなのが気になるところです。


ここ最近の動向としては、「人に会う」プロジェクトが順調に進み、順調に10人以上の方とタイマンでお話する機会を得ることが出来た。
また、セミナーやらなにやらにもここ数日で3つほど参加、そして今日はついに以前からお会いしたかったKGCの柴田さんにも会うなど、今までのザ・引きこもりみたいな生活からはいっぺん、まるでリア充みたいに活動が活性化している。
我ながらびっくりである。
とても中・高と夜3時までパソコンしていた人間の行動とは思えなくて、思わず自分の解離性人格障害を疑ってしまう。
まあリア充といっても特に合コンで女の子とはっちゃけている体育会系の青春のノリとかそういう系のイベントはまったくないんだけども。

今後の予定としてはまず3日ほど合宿でモデル思考を実践し続ける会をやるのでそれのレポも落ち着いたらしていこうかと思う。
その後は、10日ほどヴィパッサナー瞑想を行き、3週間ウェンガーのトレを合宿としてやる予定。
なんて酷い夏休み。
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はらわたに秩序。

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