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二股はかけるな

2009.01.11.21:08

1時間小説3作目。
アイディアだしの際に以前から使ってみたいと思っていたEasyStepを使ってみた。
確かに美しいしブログにアップするには最適という印象。
ただXmindにスピードで劣るし、僕の使っているミニパソだと字が読みづらく、一時間小説を作るための速射マインドマップには向いていない感じ。
ということで今回はXmindを使ったマインドマップでアイディアを出して構想を練ったという結果になった。
EasyStepの用途に関しては検討中。

今回のネタはライフハック+小説という感じで、1作目に割と近い感じ。
1作目が食事+小説なのだとしたら今回は睡眠+小説といったところか。
こんな感じで休日を使って、1週間に1つか2つくらいずつ書けるようになっていきたい。


「続きを読む」から読めるので、壮絶なる暇人各位は僕の小説で無駄に時間を潰しにいってみてください。
二股はかけるな

僕の家の隣には二軒の家が建っていて、一つは幼馴染の「朝子」が住んでいる。
僕と朝子は生まれた日が偶然にもまったく一緒ということもあり、小さい頃はとても仲が良かった。
僕は朝子とずっと一緒にいてそれに違和感をほとんど感じなかったし、たまに親の都合で朝子と一緒にいられなかったときなどはとてつもなく悲しさを覚えたほどだ。
僕らはいつしか愛し合っていたし、二人でいることがほとんど息を吸って吐くような関係にまで達していたと思う。

でもそれは高校生までの話だ。

もう一つの家に住んでいるのは引っ越してきた「夜子」で、僕と夜子もこれまた驚くべきことに誕生日がまったく一緒だった。
夜子が越してきたのは僕が中学生になってからくらいのことで、それからちょくちょくと顔を合わしていたことはあったけれども、そこまで深い仲にはならなかった。
朝子を愛していた、というよりもむしろそもそも夜子に対してそういう意識を持っていなかったのだと思う。

でも僕は結果として夜子と関係を持ってしまった。
大学に入ってから僕は夜子と急速に接近していく。
今まではほとんどろくな会話もしなかったんだけど、ふとした時夜子と過ごした時間は思いのほか楽しくて、僕はそれ以来夜子と毎日毎日過ごすようになっていった。

勿論すぐに朝子との関係がどうにかなってしまったわけではない。
その後も僕は朝子と一緒にいるように努めていた。
けれども夜子と一緒に過ごすことの楽しさは、しだいに僕に朝子を忘れさせていく。
毎日毎日合っていたのがだんだんめんどくさくなり、時を経るにつれてそれは義務感になっていった。


-----それで、あなたに罪の意識はあるのですか?二人の女性と付き合う、ということに関してですよ。あなたは夜子さんとの生活を隠しながら、朝子さんと会っていたことになる。それを悪いと感じたことはありますか?


……わからない。
もしかしたら僕はそれに関して問題だという意識すら持っていなかったのかもしれない。僕は朝子ともうまくやれると思っていたんだ。
たとえ夜子と会っていたとしても時間をやりくりすれば朝子とは会える。
そしてそれを朝子に告げる必要はないと思っていた。


-----なぜ、必要がないと?


それを問題、と言ってくれる人がいなかったからかもしれない。
実際、僕の周りでは結構二股をかけているやつがいる。
大学生だからなのかな、社会人になったらちゃんとしなくちゃ、ってなって何か変わるのかもしれないけれど。
……僕の話を続けてもいいかな?

どこまで話したっけな、そうだ、朝子と会うことがしだいに義務感になっていったという話までだった。
朝子と言う人間はエネルギッシュな人間なんだ。
彼女は勉強熱心だし、いきいきと過ごしている。
反対に夜子はちょっと気だるげな印象で、趣味もサブカルとか、そういうジャンルのものが好きだったりする。

僕は夜子と付き合いはじめてきてから退廃的なものにしだいに興味を持っていった。
それまでパソコンとかもあんまりやらなかった、というより持っていなかったのに大学に入ってパソコンを買ってしまったということもある。
暇さえあればパソコンで自分のお気に入りのバンドとかゲームとか、とにかくそういうのを調べたりプレイして見るってことの楽しさを覚えていった。
夜子もそういう趣味があるから話も合うし、っていうか夜子にそういうことを教えてもらったんだっけな、そこら辺は覚えていないけれど。

そういう生活をしているとエネルギッシュに生きるってことがなんだかばかばかしく感じてきてしまう。
なんか頑張っている感じが滑稽に見えるというか、遠い世界の出来事のような。
傍観者のような立場に自分がいることを感じるようになる。
朝子と会ってもなんとなく気分が乗らないようになってしまって、テンションの違いで着いていけない。
それでも朝子とは一緒の大学だから付き合ってはいるんだけど、最近はそれすらも億劫になってしまった。
今は夏休みだからまだいいけど、秋にまた学校が始まったときどうなるのかはわからない。
今はずっと夜子とべったりしているし、朝子とは会っていない。
そういう状態で僕が朝子とまた一緒になるなんてことは……どうなんだろう。


-----その、夜子と離れる、ということは考えられないのでしょうか?


……(数秒の沈黙)
もう夜子と一緒にいるのは僕のライフスタイルになってしまっていると思う。
から今そう考えるのは辛いことかも。


-----であれば朝子さんと完全に縁を切るということについては?


それについては、うん、最近よく考えている。
でもそれが正しいのかよくわからない。
夜子は生活も不規則だしあまり健康的じゃないから、そこが魅力的でもあるんだけど、たとえば社会人になったときにこれで大丈夫かと思ったりもする。
なんだかんだ僕も人並みの生活をするようにしたいし……
その点朝子はエネルギッシュで、健康的で、なんか真っ当って感じがすごくする。
人間的に考えて、きっと僕は朝子と一緒に暮らすべきなんだろう。

けど夜子はすごいエキセントリックっていうか芸術肌っていうか、僕は今までそういう人とあまり一緒にいなかったからものすごく感化される。
夜子のテンションに引っ張られてこっちもハイになってくるっていうか。
朝子と付き合うのが辛いのはもしかしてそこで体力をつかっちゃって、朝子と会うときはもう体力が残ってないってだけなのかもしれない。


-----朝子さんはあなたの二股に、気付いていると思いますか?また夜子さんは気付いているのでしょうか?


多分二人とも気付いていると思う。
朝子にしてみれば僕の様子は明らかにおかしいし、夜子にいたっては僕が朝子と付き合っているってことは最初から知っていたし。

これから僕はどうすればいいんだと思いますか?


-----

theme : 自作小説
genre : 小説・文学

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