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第三の脳――皮膚から考える命、こころ、世界 傳田光洋(著)

2009.02.01.10:52

第三の脳――皮膚から考える命、こころ、世界
傳田光洋 (著)



読書時間:20分(メモあり)、10分(途中まで、メモなし)

昨日は土曜日だというのにうっかり授業があったので、そこに行くまでの間に読もうかなと思って手に取った本。
面白かったので行きでとりあえず一回メモつきで全て読み、帰りの時間のちょこっとを使って最初から半分くらいまで読んでみた。
ただこの本の真骨頂は冒頭と後半にあるような気がする。

内容ではあるが、これがまた僕の持っている常識を超えるもので非常にわくわくさせられる。
著者によると、皮膚というのは第三の脳なんだそうだ。
文章中では蛙が2回ほど例に出されており、脳がない蛙でも皮膚を痒いと思いかくことが出来るんだとか。
逆に皮膚がなくなってしまった人間は痒いと感知することが出来ず(痛みしか感じない)、著者はそこら辺のことをまとめて感知というのは脳だけで行っているのではなく、身体のセンサーも伴って行っているのだと主張している。
事実、脳のない原生物でも味はわかるらしい。

若干オカルトめいているのかもしれないが、この本の中では特に「皮膚は電波を放っている」という話が一番わくわくさせられた。
もしかしたらテレパシーなどの原理もこれで説明がつくのかもしれないと著者はいう。
僕は今までテレパシーというのは相手のボディランゲージを超感覚で読んでいる、というくらいの認識しかもっていなかったが、知的好奇心的にはこのような説は本当に楽しい。

普段僕が気になっていた気功について触れられていたのも興味深いところだ。
ここでは外気功というものに焦点が当てられている。
金属を使って患者の患部の症状を柔らげる、ということが実験で証明されているという記述には胸が躍らされる思いだ。

哲学的なところも見逃せない。
著者は皮膚を外部と内側の境界と考えている。
特に今まで注意を払っていなかった皮膚だが、このように考えるだけで非常に崇高なもののように思えてくるから不思議だ。

最後に「顔」と「体毛」について。
顔がなんで凄いかといえば、そこに視覚、聴覚、味覚、嗅覚、そして触覚を感知するものがあるからだそうで、僕はその視点で考えたことはなかったのではっとさせられたのを覚えてる。
そしてなぜ顔に体毛がほとんどないか、ということだが、これを作者は皮膚感覚の敏感さを手に入れるためとしている。
それが突然変異なのか進化論にのっとるものなのかについては、筆者はどちらかというと突然変異論を取っていると僕は読んだ気がするが(違ってたらすみません)、まあそれはここではどちらでも良い。
肝心なのは、人間を万物の長たらしめているのはこの体毛がない、と特性なのではないかという著者の主張なのだ。
皮膚感覚を鋭敏にするために、そこから生まれてくるコミュニケーションを手に入れるために体毛がない。
これは人間はもともと海の生物だったんだよ論くらいしか知らなかった僕にとっては、なかなか衝撃的な結論といえる。

ということで知的刺激にあふれたこの本、そういうのが好きな人にはかなりオススメしたい。
ただ参考図書が少ないのが難点といえば難点か。

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theme : 読書メモ
genre : 本・雑誌

comment

Secret

2009.02.01.14:43

お、第三の脳が皮膚だったんですかー。
そういえば前、勝間さんのブログで(日々の~、著者レビューする前だったのでかなり古いですが)細胞記憶とかいう本の紹介があったので、ちょっと関連性がありそうですね。
皮膚→腸→脳の関係もだけど、皮膚単体の細胞記憶的な能力も高める効果もあるのかな?冷水や摩擦は。
もうちょい意識したいと思いました。
あ、腸に関しての本は、勝間さんが紹介してたと思いますが、
内臓感覚―脳と腸の不思議な関係 (NHKブックス 1093)
福土 審
です。
ある程度理論的にはわかるかなーと思います、ただし難しいですが。(汗)

2009.02.01.23:11

腸に関する本は知らなかったので参考になります。僕は最近身体のほうに凄い興味があるので、これからチェックしてみたいと思います。

しかしそのような考えをもつだけで、従来ある冷水や摩擦に対する考え方もまた変わってきますね。パラダイムの転換、といったら言い過ぎなのかもしれませんが。
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