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対話160 コリン ジョイス『「ニッポン社会」入門―英国人記者の抱腹レポート』

2009.06.25.01:16



充実度:C
読書時間:50分

全体的にウィットに富んだ文章で(イギリス人だからか?)結構丹念に読んでしまった。

文章の内容については若干手抜きになるが、アマゾンのレビューに僕が思ったことがほぼそのまま書いてあるものがあったので引用。

この本の優れた点のひとつは、書き手の「立ち位置」だ。外国人が書く日本社会分析は下手をすると過度の「日本礼賛」か、日本の表面的な「ユニーク」さを並べた薄っぺらなものになりがちだが、コリン・ジョイスは違う。日本人が気づかない日本(と日本人)の魅力を存分に語ったかと思えば、日本人が気づかない日本の不思議さを鋭く、ユーモラスに指摘する。「ニッポン」に寄り添いすぎず、かといってアウトサイダーとしての視点には頼らない。そのバランスが読んでいて心地いい。

 著者が20キロの重量制限のなかでイギリスに持って帰ろうという「日本みやげ」のセレクション(使い捨てカイロから「居眠り防止器」まで)には、日本文化への愛情が表れている。そうかと思えば日英の食文化比較では、種類が少なくて食卓に出すまで時間がかかるコメは過大評価されていないかと鋭い疑問を投げかける。日本の女性が専業主婦になることを求められてきたのは、コメの調理が面倒なせいかもしれないという秀逸な分析を加えることも忘れない。

 内容ばかりではなく、谷岡健彦による訳文のクオリティーも高い。『ニューズウィーク日本版』に著者が書いたコラムとの重複部分はあるが、そのコラムをそのまま収録した本ではない。(強調は引用者)


僕は日本人なのに白米にそこまで頓着しているわけでもないので、確かにこういわれてみればそうだなあと。文章中でも指摘されていたけど、白米は栄養価も実際には大したことがないし、歴史的にもそれほど古いものではない。にも関わらず愛されているのはなんだか凄いなあとポケーっとしながら感じた。

あと、筆者がイギリス人なので、イギリス料理にも触れているのだがそれが興味深い。
日本人にとってイギリス料理といえば「高いうえに死ぬほどまずいもの」ということで定着している感があるのだが、筆者によればそれは必ずしもいえないという。
さらに、他の分野では謙遜の文化のある日本は食に関しては横柄な態度をとるとしている点もその通りだ、と思わず叫ばずにはいられなかった。あれ、大げさすぎるか。

しかしこの筆者のように、日本にたいして不思議と感じたことにはつっこみ、なおかつ日本への愛情を感じさせる文章を書ける人というのはなかなかいないと思う。良い息抜きになった。

theme : 読書メモ
genre : 本・雑誌

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