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対話168 鎌田 浩毅 『世界がわかる理系の名著』

2009.07.14.00:09




読書時間:30分

●読んだ動機
最近めきめきと理系学問に関心が出てきたので、ソフトな理系イントロ本を読みたいと手に取った本。
内容としては有名だったり無名(少なくともパンピーにとっては)な科学者の代表的な著作のことを著者のエッセイを交えながら語るという感じで、かなり手軽に読むことが出来た。

●収穫どころ
どの科学者がどのようなことを為したのか、ということについての見識も多少深まったが、それ以上に興味深いのがその人がどのような歴史、背景を持ち、どのような性格、情熱をもってそれに取り組んだのかということである。たとえば二重らせんを発見したワトソンは幼年期から大層な天才少年だったようで、大学の講義は一切ノートを取らずにAをがんがん取っていたという。

また、よく言われるアインシュタインの「学校の勉強が出来なかった説」はこの本の中ではもう少し深く取り扱われており、彼は実際のところ数学と物理に関しては非常によく出来る少年であったそうだ。
大学ではあまりまじめに勉強しなかったというエピソードが紹介されているのだが、これがアインシュタインの「余計なことに脳の処理を使いたくない」という彼なりの処世術であったということが非常に興味深い。確かに人から与えられる課題というのはえてして強制感があるし、なにより暗記物が多かったりする。
アインシュタインはあまり暗記が好きではなかったようで、故にそれらの課題にはほとんど熱心に取り組まず、結果として大学の助手に上がることが出来なかった一因にもなったとされている。

パッションの面で見習いたいと思わされたのが『博物誌』を書いたプリニウス(紀元前23年ぐらいに生まれた人)で、この人は何をするときも勉強するのを欠かさなかったという。たとえ横になっているときでも誰かに本を朗読させていたというのだから、僕がちょっとくらい勉強したなあと思った日など、彼にとってはカスみたいなもので、きっと怠惰以外の何ものでもなかったりするのだろう。

考えてみれば僕の考える「よく働いたりよく勉強する人間」とは横軸(現在)における比較によってそのイメージが形成されているわけだけど、ちょっと縦軸で考えてみればこのような勉強マニアみたいな人と比べることだって容易な話だ。横軸に関しては普段意識するきっかけがあるからいいけど、縦軸は自分から意識しないとなかなか抜け落ちてしまうわけなので、僕もこれからプリニウスさんのような勉強狂みたいな人のことを念頭において、自分の勉強を見つめなおしてみたいなと思った。正直にいうとプリニウスさんみたいに突き抜けた人間になりたい。

theme : 読書メモ
genre : 本・雑誌

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