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対話218 立花 隆 『「知」のソフトウェア』

2009.09.29.23:32




個人的読みやすさ:A (前半部分は現代ではいらないとも言える)
読書時間:1時間


結構古典的存在ともいえる、立花隆による情報処理技術の参考書。
この本を読んでつくづく思うのは、僕の読み方は彼の読みかたによく似ているということだ。
目的を持つことにしてもそうだけど、情報を抜き出すという点をとても重視している。
僕がこういう読みかたをし始めたのはフォトリーディングをかじってからくらいだけど、特にそういうパッケージに触れたことがなくても文章を大量に処理しなければならない人はそういう読みかたに行き着くのだとわかっただけでも安心感のようなものを手に入れることが出来た。

特に僕がハイライトを当てたいのが、文章中でも強く言われていた「自分なりの方法論を確立する」ということ。
そのためには結構なインプットを入れることが必要になるのだけど、僕も立花隆と同じく

一冊の入門書を三回読むより三冊の入門書を一回ずつ読んだほうが三倍は役に立つ(p.98)


という立場を取っているため、そのためにもこういう情報処理能力というのは有効なのだと思う。

情報処理能力という点で参考になったのが、分類をすることの大切さである。
現在の僕のブログの読書メモ分類は実に簡潔であっけないものであるが、氏によれば分類することはひとつの生産なのである。
そしてそれは独特であったほうが面白く、人を観察するときも二分法的な視点が役に立つという。

二分法については、ひとつだけの指標を使う癖がついてしまうと困りものだが(例:イケメンかブサメンか)、複数の指標を用いてそれに自覚的であれば確かに有益な武器にもなりうる。
勿論無意識的にはその程度の作業はこなしてはいるのだろうけど、それを意識的にやることで更なる効果が見込めるような気がする。
自覚的であるということは、筋トレにしてもそうだけど、無意識的にやるよりも大きな効果を生むものである。

theme : 読書メモ
genre : 本・雑誌

comment

Secret

2009.10.05.17:43

 こんにちは、読書メモを楽しく読ませてもらっているAです。
 方法論の確立について一言。
 自分なりの方法論を確立するところは、私も共感します。そして、方法論とは実践の繰り返しによって次第に確立されていくことも付け加えたいと思います(といってもトマトさんは実践重視派ですから、特に目新しいことではないでしょうが)。その実践について少々述べさせてください。

 私の場合、どうすればいいんだろう、と不安になるとあれもこれもと外部情報(本)に頼ってしまうことが多いのですが、そのときに得る情報が多ければ多いほど虚しさを感じます。ここは、「結構のインプットが必要」とトマトさんがおっしゃった部分と一見矛盾するようですね。しかし、この虚しさは、「行動への意欲を伴わない」ことから来ています。トマトさんのように、インプットしながら行動することとは卵と地球ほどの差があります。
 実際は、1冊乃至2冊インプットしたら、あとは「とにかく実践してしまえばいい、やってるうちにわかってくる」ということに、最近感覚で気づきました。
 基本に立ち返ってみると、習慣を形成するためには、ある事柄を実践に移し、そしてさらに継続していけばいいのですね。その際、やってもいないうちから大量にインプットして、かつ方法論を体系化しようとするところに根本的な間違いがあります(その場合、失うこと=”方法を示してくれる知識”を忘れることを恐れている、或いは曖昧さを嫌悪しているということが理由のひとつかもしれません。そういう人は、全体像が見えないと自分が正しい方向へ辿り着けるのか不安なのでしょう。もっというと、結果を早く得ようと焦っているようです)。
 本当は、実践を正しい方向に向けていくには、迅速にフィードバックを意識できればいいのです。そうすれば、自ずと外部からの知識に必要以上に頼らなくとも、内側からの声で何が自分に適しているかわかってきます。こうして確立された方法論こそが、単なるインプットからの寄せ集めを超えた、自在に応用できる知恵なのでしょう。

 結論をいいますと、「ある程度インプットしたらもう実践してしまう。そして、フィードバックを迅速に得て、かつ折に触れてインプットすることで方向修正と習慣化をする、そのうちに気づけば自分なりのやり方で大量のインプットを自然にしていた」というのがいいんじゃないかなぁと思います。 
 大量の情報処理能力は大変素晴らしいものですが、実践のなかで「結果」として得られれば理想的ですね。
 

 お読みいただきありがとうございました。またの記載を楽しみにしております。

追伸:
 過程重視論の流れで、M.チクセントミハイ博士のフロー理論を思い出しました。またどこかの折にそのことについておしゃべりできたらなぁと思います。
 

2009.10.08.00:29

はじめまして!
返信が遅れてしまい申し訳ありません。
非常にまとまった文章で、自分自身の思考プロセスを再考するのにも役立ちました。ありがとうございます。

僕自身もフィードバックの大切さを知りながらも、全ての場合においてそれが徹底出来ているかというとまったくそんなことはないというのが実情です。ある友人は一冊本を読むとその本におけるフレームワークを用いて話を展開する癖があって、内心ちょっと馬鹿にしていたのですが、考えを自分のものとして取り入れるという過程においてそのような行動にでるのは在る意味非常に賢いアプローチなのではないのかと最近思ったりしています。

M.チクセントミハイ博士のフロー理論については以前僕も読んだ記憶があります。また面白い話し合いが出来ればこちらとしても幸いです。
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