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対話225 ラディゲ 『肉体の悪魔』

2009.10.10.05:23




個人的読みやすさ:B (内容に反比例して恐るべき機械的な文章)
読書時間:2時間

文章自体は凄い読みやすし、文章量もそれほどない。
にも関わらず結構なこと時間をかけたのは、主人公の少年の心情をなんとか読みながら理解しようとすがり付いていた結果なのかもしれない。

非常に真っ当な視点から考えて、この主人公はくずである。
少なくとも少年マンガの主人公にはなりえないし、ここで描写されているようなこと、言葉、出来事を友達に武勇伝のごとく話したら烈火のごとく叱られるか以後の人生におけて避けられるかどちらかだろう。

だけども恋愛において、少なくとも青年期に起きる恋愛において、このような思考の変遷を辿ることは別におかしくもなんともなく、普通のことだと思う。
字面だけ追っていればちょっと狂っているようなことであっても、現実的に考えればまったくもって正常であるということは、単純に僕が狂っているという話で終えられるものでもない気がする。

多分、現代人がもっている道徳的なペルソナは自分の実情と結構切り離されたところに存在しているに違いなく、それを自分のものとして本気で内包しようとすると結構不器用な事態に陥ってしまうのだろう。

僕自身、この主人公に共感するところはまったくないが、にも関わらずこの主人公の思考の変遷には過去の僕そっくりのところがあってかなり笑える。いや笑えないけど。
それをこうまで機械的に描き出しているところがおそらくラディケの素晴らしさなのだろうと思う。

theme : 読書メモ
genre : 本・雑誌

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