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対話238 ベン・コーエン, マル・ワーウィック 『ソーシャルビジネス入門 「社会起業で稼ぐ」新しい働き方のルール』

2009.10.22.22:48




個人的読みやすさ:A (縦書きならもっと読みやすかった)
読書時間:30分

社会変革は人々が日々の習慣を変えたときや、慣れ親しんだことを今までとは違うように見始めたときに始まる。これこそが、ソーシャルビジネスの本質なのだ。(p.146)

本には”新しい情報・概念を仕入れる(あるいはその下地を作る)”という役割と、”既知の価値観・情報を強める”という2つの役割があると感じてるのだけど、この本は僕にとっては後者に当たる。社会企業に関しては周りにそういう友人が多いということもありそれなりに知識があるし僕の価値観にも入っているけど、この本はそれをさらに強めてくれた。ある意味、自己確認のための読書とでも言おうか。

他の類書に比べると例が20社ほど挙げられていて、どのように社会事業を行っているかがより感覚的にわかってよい。
その20社の中でも特に僕の目をひいたのはイマキュレート・ベーキングというクッキーを売ってその金で未来の芸術家に投資するという会社と、アイリーン・フィッシャーという婦人服の企画販売の会社、そしてワイルド・プラネット・トイズという玩具の企画販売会社だろうか。

イマキュレート・ベーキングは芸術とビジネスは割と乖離していることが多い(特に芸術系の学生など)という問題に対して、ひとつの解決策を示している。僕も芸術家は面白い人が多いと思うし、これから積極的に関わっていこうと思うので、こういうアプローチはとても参考になる。普通にこの日本事業部を設立しても面白そうだ。

アイリーン・フィッシャーは非常に大きい会社でありながらも、社内満足度がとっても高い稀有な会社。この満足度というのを僕は本当に大切だと考えている。今の大学を選んだのもこれがひとつの大きなファクターだったし、満足度が低い(あまり幸せに感じている人が多くない)ところの空気は僕に合わない。この仕組みを考える上で、この会社のやり方は本当に参考になる。あと、会議前にヨガとかをするということが書かれているのだが、将来的にこういう取り組みはマジでメインストリームになるのではないかと思う。

ワイルド・プラネット・トイズはおもちゃ会社だが、もともとおもちゃを作ろうと集まったのではなくて、ひとつの志を共有した仲間達が、その手段としておもちゃを選びとって出来上がった会社。僕も含めてかなり多くの人が、将来やりたいことを聞かれたときにその”職種”をあげる。しかし、その前に来るもっと根源的なもの、高次なものを僕らは考えるべきだろう。職種は所詮パッケージなのだから。

初めて会社を経営する人たちが、最初に学ばなければいけないもっとも厳しい教訓は、教師や親ならよくわかっているはずだが、同じことを繰り返さなければいけない、ということである。言いたいことを定着させるためには、何度も、何度も、繰り返す。話を聞こうというすべての人に、会社の価値観を伝える方法を数え切れないほど見つけなければいけないだろう。そして、それはクリエイティブであればあるほどいい。(p.74)

僕は話を繰り返すことを忌避しがちなので、この点は十分に注意したい。

theme : 読書メモ
genre : 本・雑誌

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