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対話242 佐藤勝彦 『眠れなくなる宇宙のはなし』

2009.10.23.22:12




<お気に入り>
個人的読みやすさ:A (挿入されている絵がとてもわかりやすい)
読書時間:30分

天文学はもっとも古い起源を持つ科学といわれます。それは呼んで字のごとく「天からの文」、つまり天のメッセージを理解しようとする学問でした。天からの手紙を読み解きたい、天の意思を知りたいと考えていたのです。(p.20)

僕個人、天文学には以前から興味があって、大学でも天文学の授業を取ったりなどしていた。本も入門書みたいなのを色々と手を出してきたのだけど、その中でもこの本のわかりやすさはぴか一といってもいいと思う。途中途中で挿入される絵が本当に理解を助けてくれて、前々からよくわかっていなかったインフレーション理論だとかヒモ理論に関する原型イメージが形成できたのがよかった。

それにしても天文学はロマンのある学問である。特に古代では科学のような指標がなかったから、ここから占星術やら神話やら、色々なものが誕生した。宇宙は人間の想像力に火をつけ、爆発させてそれが文化として語り継がれるようになった。宇宙と聞くと日常生活からかけ離れたもののようについ思ってしまうけど、僕らの文化はたどっていくと宇宙にたどり着くのだと思うととても興味深い。

あと、宗教と科学というのがこの本の中で1つのテーマになっているのだけど、少なくとも近代までのすぐれた科学者は同時に宗教家でもあったというのは示唆深いと思う。宗教もまた、神話と同じく創造力と統制の産物だ。使い方さえ間違えなければ創造力をスパークさせ、ゆえに天文学などの土台を形作るのに非常に相性がよい。ここで大事になってくるのは相対的な視点、宗教(思想)と科学の両方の価値を認めて、両者をうまいこと運用できるようにするメンタルなのだと思う。

それにしても、知れば知るほど面白い現象がこの世には渦巻いているのだなと感じる。
一番衝撃だったのが、とても身近な話題で申し訳ないんだけど北極星は4000年後くらいには変わっているということ。北極星って永遠にあれじゃなかったのかよ!という驚き。

theme : 読書メモ
genre : 本・雑誌

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