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対話282 新宮 一成 『ラカンの精神分析』

2010.02.19.22:55




個人的読みやすさ:C
読書時間:1時間10分


 ラカンとブルトンに共通しているのは、人間を、別の現実に向かって押し広げようという意思であろう。社会的な能産性に基づく自我同一性とは時限の違う存在を、人間のなかに見出そうとする情熱であろう。(p.24)


 以前ラディケの「ラカンはこう読め!」という本がべらぼうに面白かったので、ラカン関連の本を読んでみたいと思い評判の高い神宮先生の本を読んでみることにした。

 この本を読んでとにかく気付いたのがラカンのアイディアの「人に着想させる力」である。彼のアイディアは映像的な部分が多いと個人的に感じていて、そのせいなのかこちらもラカンに触発されてなんらかの着想を得ることが多かった。尤もそれはラカンのアイディアをそのまま飲み込むのが難しいため、自分なりに咀嚼し吐き出しているというだけなのかもしれないが。いずれにせよその力を持っているという意味で、この本は非常に素晴らしい本であると思う。

 知識としてのラカンのアイディアとしては、感覚的に理解できるところもあれば1回の通読ではちょっと飲み込みずらいかなという部分もあるのが正直なところ。自分における他者の存在だとか鏡としての他者、というアイディアはそれなりに理解できたような気がするが、特に黄金数らへんの解説には少し僕の理解が追いつかなかった(面白い着想というのはわかるが)。

 この辺は他の本も読みながらさらに理解を深めていきたいところなのだけど、原典の翻訳はものすごくわかりづらいという評判なので究極的には僕はフランス語をやらなければならない。英語もままならないのにフランス語って!昔からフランス語には興味があるので機会があったら是非学びたいところではあるが……

theme : 読書メモ
genre : 本・雑誌

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