スポンサーサイト

--.--.--.--:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

対話292 池谷 裕二 『脳はなにかと言い訳する―人は幸せになるようにできていた!?』

2010.02.28.11:36




個人的読みやすさ:A
読書時間:50分


 つまり、重要なことは、ストレスを解消するかどうかではなく、解消する方法を持っていると思っているかどうかです。(p.71)


 脳科学者でありながら非常に面白いエッセイを書くことで主に僕の中で評価の高い池谷さんの本。
ここ最近あんまり彼の本に触れていなかったということもあるけど、この本も様々な驚きと発見に満ちていたと思う。

 特に引用したところは今までの自分の認識と違い、それでいてしっくりくることだった。
今現在僕はメンタルヘルス問題に関する団体に属し、そこで一応副代表というポジションを取らせていただいている関係上、ストレスというものを考えることがよくある。
どのような方法を取ればストレスの解放に繋がるのか?それをいかに簡単に日常に取り入れるような仕組みをつくるか?
そこに今までフォーカスして考えていたけども、とりあえず「解決法がある」ということを知らせるだけで問題は好転する。これは大きな発見だ。

 面白い部分はそれだけじゃない。特に終盤らへんで描写されていた未来の科学技術と脳科学の発展の関連性。すなわち拡張現実だったり、バイオフィードバックだったりの部分。もう少し引用しよう。

 極論を言えば、小学校で算数や国語を教えるのと同じように、義務教育として「アルファ波の出し方」を教えるのも、面白いかもしれません。科学的に「自制心」を持たせる訓練ができれば、未来の世界で、犯罪が減るのではないかなどとも考えています。(p.225)


 科学技術の発展は間違いなく僕らの生活をよくも悪くも変える。ここでSTS(科学技術と社会)上の問題もたくさん出てくるだろう。けれども結局のところ科学技術の発展は僕らの生活に食らいこんでくると思うし、上記の引用のような世界が生まれたってまったく不思議ではないのだ。僕としては、その新しい世界にいざ直面して拒否反応を示すより、今から想像力を働かせてどのような世界になっていくのかを心の中に描き、実際にそれに直面したときに受け入れるなり反対するなり自分なりに理性的に反応できる準備をしておくことが大事になるのかなと思う。

comment

Secret

twitter
プロフィール

×÷

Author:×÷
はらわたに秩序。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。