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対話298 井上 俊 『自己と他者の社会学』

2010.03.15.13:02




個人的読みやすさ:B
読書時間:20分


 この2つの軸、すなわち「私を変える」理由が手段的か表出的かという軸と、「変える」のが「主我」か「客我」かという軸の組み合わせによって、以下の4つの「私の考え方」の類型を構成できる。第一の類型は、自分の属性や外見等の「客我」を「手段的な理由」によって「変える場合」(偽装)。第二の類型は「客我」を「表出的な理由」によって「変える」場合(変身)。第三の類型は「主我」を「手段的な理由によって変える場合(修養)。第四の類型は「主我」を「表出的な理由」によって「変える場合」(翻身)である。(p.125)


 友人たちに速読講座を開くことになり、その際に自分で使用した本。やはり他人からの監視効果があったほうが読むスピードが早く、また引き出せる量も多くなる。読書を読むときに大事なのは「それをいかにアウトプットするのか?」と意識することなのだと思う。

 さて、本著の内容であるが、教科書的な一冊のためひとつひとつのトピックに対する深い言及はあまりされていなかった。とはいえ、トピックそれぞれは充分に面白く、特に前半部分で扱っているような「自我」「客我」の問題、演じることについて、意味について、物語についてなどは僕自身のメインテーマであり、特に今まで社会学を学んだことのなかった僕は「社会学ってここらへんの分野について扱う学問なのか!むちゃくちゃ面白いな!」と新鮮な体験をすることができた。たぶん僕が社会心理学や社会学に対してそこまで没頭することがなかったのは大学の授業の社会心理学でひどい点数を取ったことがひとつの理由になっている気がするのだが、そんなくだらない理由でここら辺を掘らないのももったいないなという気にさせてくれるだけでも本著を読む甲斐はあったといえる。

 後半以降は若干著者も無理やり書いてあるような気が否めず、僕はそこまでピンとくるものを感じなかったけども、前半部分は十二分に面白い。これを機に社会学的な側面からも上記のようなトピック(認識、期待、演技、感情、物語、意味)を考えていきたい。

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