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対話299 丹野 義彦 『認知行動アプローチと臨床心理学―イギリスに学んだこと』

2010.03.15.13:18




個人的読みやすさ:B
読書時間:30分


 イギリスとアメリカの臨床心理学は、どちらも科学的な志向が強いのであるが、違いもある。アメリカはプラグマティズム(実用論)的な発想が強いのに対して、イギリスは科学合理論な発想が強いのかもしれない。筆者がイギリスの臨床心理学に魅力を感じ、留学先にイギリスを選んだのは、こうしたメカニズム志向による。(p.78)


 再読。現在自分のかかわっている任意団体において「メンタルヘルスに関する社会制度の国際比較」について調べているのだが、イギリスと日本の臨床心理学を比べる上ではかなりこの本は有用であると思う。

 2回目なのでかなりの部分において高い理解度を維持しながら読むことができたのだが、その中でやはり日本の臨床心理学の「量的なアプローチ」の不足が強く描写されているなと感じる。

僕は大学院レベルでの臨床心理学に携わった経験はないし、時たま実際の臨床心理士や精神科医のかたがたにお話を聞くレベルでしかない。

 けども、本著で強く紹介されるような認知行動療法プログラムなど、こういうものが根付かない理由のひとつに、量的に成果を表すという態度が欠けているというのがあるのだろうなと思う。
 本著の中では日本に無駄にある心理系の学会の存在なども統一基準を妨げるひとつの一要因として挙げられていたので、もしかしたらここらへんを改善していけばやがては量的なアプローチをとる治療法が増えてくるのかもしれない。

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