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対話312 マジでつまらない本に遭遇したらどうすればよいのか

2010.03.24.17:12




収入倍増研究会 『年収300万円稼げる!サイドビジネスの法則』

個人的読みやすさ:A
読書時間:10分


平成15年度以降は無貯蓄層が2割を超えている状況なのです。(p.10)


 サイドビジネスに凄い興味があったわけではなく、病棟にあった本に適当に手を出しただけなのだけど。
しかしこの本を読んでみて思うのは、これから雇用の形態はどんどん変わっていくのだろうな、ということ。
僕自身、多分一つだけのことに取り掛かってそれだけのことをやるということはやらないだろうし、多分サイドビジネスのようなもののいくつかに手を出すかもしれない。そういう意味で、サイドビジネスという価値観がこれから広まるのかなという雰囲気はなんとなく本書からは伝わってきたともいえる。

 けども。
 けども今回は声を大にして言いたい。
 
 本書は本当につまらなく、何故この値段の部分に1200円と記載されているのか真剣にわからない。

 これはある意味僕にとっての敗北である。
 基本的に僕の読書スタンスは、その本の価値について考えたり判断したりすることはない。勿論それは最終的に心のどこかで行なわれることなのかもしれないけど、少なくとも僕は批評家的に本を読むということはあまりしない。

 そして僕はなるべくそこから「面白い」と感じられる部分を拾い出そうと努力する。努力する、という言い方に違和感があるのだとしたら、面白さに対してアンテナを張る、と言い換えてしまっても構わない。僕がしたいことは批評家気取りで文章を書くことではないし、結局は素晴らしい文面に遭遇したいだけなのだ。僕の中の何かをかき回す何か。僕の頭の中をゆさぶる何か。そういうものを求めているわけだし、かといっていたずらにそれらに神聖を持たせようとも思っていない。僕は素晴らしい文章、素晴らしい着想、素晴らしい情報にカジュアルにたくさん触れたいのだ。

 だから世間的につまらない、といわれている本でもそこになるべくの面白さを見出そうとする。つまり、僕の読書はそちらにベクトルが向いたある種の指向性を持った読書である。もしかしたら今後そういう読み方以外の読み方をするかもしれないし、実際高校生の頃は幾分分析的に読んでしまっていた気もする。それは悪いことではなかったと今でも思うし、多分その時期の問題なだけなのだろう。

 話を元に戻す。この本は凄くつまらない。何回太字にしても繰り返してもいいくらいにつまらない。 むしろ何故これを書籍という体裁でやってしまったのか僕には理解が出来ない。たまに書評を読んでいると「こういうものはブログでやればいい」と書かれているものを眼にして、そのたびに僕は「でも書籍にすることによる意味って絶対あると思うけどなあ」と思っていたが、この本は別。というかまず薄い。10分って書いたけどリアルに5分で読める。その程度の分量であれば本当にブログでよいのではないだろうか?多分ブログであれば僕は特に何を思うこともなかっただろう。

 いや、多分分量はそれほど関係ないのかもしれない。実際、この本より薄くていい本はいっぱいあるわけなのだから。内容が、本当に、本当に、薄すぎる。よく出版社はこれを通したものだ。この本についてはほとんど調べていないが、自費出版なのだろうか?それならわかる気もするが、正直クオリティは大学生がつくったもの以下だと思う。というか高校生でももっといいものが出来る気がする。中学のときに出版した女の子がクラスにいたけど、多分あのコのほうが圧倒的に色々な人の支持を受けるものを書いていただろう。

 日本は本当に簡単に本が出版出来すぎてしまう、ということがたまに問題にされることがある。僕が読んだものは、そうすることで本が過剰に出回り、結果として受け取り手が「つまらない」本に当たる可能性が上がり、本からやがては遠さがって行く、というような内容だった。それはそうかもしれない。けど、出版の敷居が低いことそのものには僕は別に悪感情を抱いていない。それだけ夢を抱き易く、閉ざされていないということを意味しているのだから、供給側としてはありがたいことに変わりはない。

 だけど、本当にしつこいんだけど、この本は僕の中で想定されていた最低基準すら満たしていない。多分僕が読みきった本の中では一番酷い。そもそも年収300万稼ぐ、というものに何故固執しているのかわからないし、そのせいで全体的な内容を薄くしてしまっている。100万、200万、300万向けのバイトなり働き方なりを分野別に提案しておけば幅広いニーズを満たせるのに、何故300万稼ぐために消去法で様々な選択肢を消していくのかわからない。

 そして結論も酷い。複数の選択肢を提示するのではなく、ただ一つの企業に結局は結論が行き着き、しかもインタビューをしているという現実的接触、ちょっと分野は違うけどこれは典型的な宗教勧誘本だな、と思った。いや本当に酷い。もう何回酷いって思ったかわからないほどに酷い。むしろここで紹介されている木下工務店にとっては悪評につながるのではないか。たとえば「この本はそもそも木下工務店を支持するという目的のために最初から図られてつくったのではないか」というように。

 本当に面白くなさそうだな、と思ったらその場で本を閉じること。これは本当に大事な決断だ。そのほうが時間の節約になるし、より有意義に人生を使うことが出来る。不運にもこの本があまりにも薄いので、そうしようかと迷っているうちに読み終わってしまったのが今回だけど、いやでも本当ないですこの冊子。「これなら俺でも書けるぜ」と思うことは大体が幻想なのだけど(実際に書くのは本当に大変だと思う)、でもこれなら取材も入れて本当に1週間以内に作れます。

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2013.05.19.14:58

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