スポンサーサイト

--.--.--.--:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

海馬/脳は疲れない

2008.12.17.07:47

海馬/脳は疲れない
池谷 裕二 (著), 糸井 重里 (著)



12月7日読了。
今までも池谷さんの本は何冊か読んできたけれど、彼のわかりやすい本の中でも特に内容がわかりやすくて実務的な面がある。
それは恐らく糸井さんの視点がそこに加わっているからで、実際僕は池谷さんに糸井さんがインタビューするという形式(糸井さんが完全な受けて側)だと思ってたんだけど、糸井さんの話も結構あったりした。
また、知っている話も多かったが、それが僕のもっている知識のまとめになったのも良かった。

現在の僕にとって特に興味深かったのは「空間の情報が最も海馬に効果がある」というような感じの記述で、だから人間は旅に出たがると言う話。
確かに空間も変われば人というのは大分変わるものである。その真理を再確認出来ただけでもこの本を読む価値は充分にあった。

それからこの本のキーワードとして何度も出てくる「可塑性」。
ようは人間もともと変わるように出来ているのだから、それを否定するのはおかしいんじゃねーの?っていう記述には個人的にとても励まされたよ。
というのも僕自身が結構風見鶏的というか、こだわりのない人間ということで避難されることがあるので。
僕は今までそのたびにいつも「こだわりを持ち続けて他者を介入させない」ことへの警鐘を勝手に心の中で鳴らしていて(相手にいうのは怖いので言えなかった)、それを肯定してくれる人もいるのだなという安心感。
やっぱ周りにどんな人がいるかってのはとても大きいんだなあ。

また、実際の固定概念とは異なっている話として興味深かったのは、頭が良い人はとてもアウトプットが好き(話すのが好き)ということ。
漫画とか二次創作の中では頭が良い=寡黙というキャラがほぼ必ずいる。
僕は昔からよく喋るほうなので、どうやったらあんなかっこいいキャラが生まれるのかなとか思っていた。同時に何故自分がああいうキャラになれないのかとかについても。
この本を読むことで必ずしも彼らの真似をする必要がないとわかったし、そうすることで脳の可能性を狭めてしまうというのならばこれからも僕は喋り続けようと思う。ぴーちくぱーちく。

・脳の働きを強める薬(交通パターンを増やすと表現されていたっけ?)が普通に作れることにびっくり。確かWhatのほうでの記憶でしか働かないということだったと思うけど、それでも欲しがる人はいっぱいいそうだ。
ただ反論もいっぱいありそうで、研究者である池谷さんがその開発を止めて他のことをしているというのはとても考えさせられる話。

・人間は無意識のうちに嘘をついてしまう、という中盤あたりの認知に関する話も面白かった。人間は上下の認知に特に弱いのね。
しかし本当に(一般的な)人の記憶というのは曖昧なものである。
僕もこの本の内容で一部混合しているようなところがあるような気がするし、amazonのレビューとかを見ると明らかに誤読をしている人が割といる。

theme : 読書メモ
genre : 学問・文化・芸術

comment

Secret

twitter
プロフィール

×÷

Author:×÷
はらわたに秩序。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。