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対話371 山田 ズーニー 『伝わる・揺さぶる!文章を書く 』

2011.09.17.16:49




読書時間:15分
個人的読みやすさ:B


たぶん、「かわいい」といった瞬間に、対象に対する観察、自分の中の揺らぎは止まっている。
(p.209)


 最近、ある知人に「あなたはなんでも『面白い』ととりあえず言うことで思考が止まっている」というようなことを言われた。べつにそのこと自体は特に悪いと今も思っていないし、まったく面白いと思わないことに面白いということはなく、ただ単にその適応範囲がやや広いだけなのだと認識しているが、しかし言葉にすることで停止するものは多いということもまた真実であろう。

 僕は会話の空白が嫌いなのか、あまり黙るということが昔から出来ない。しかしまあきっと、そのせいで色々と失っているものがあるのだ。僕が空白を埋めることで得ているものと同じくらいか、あるいはそれ以上に。

 「雄弁は銀、沈黙は金、でも心の中でおしゃべりをしていたらそれはただの金メッキ」というのは僕の座右の銘の一つだが、確かに偽りの沈黙に対して「金メッキ」というレッテルを貼るだけで、何が本当の「金」なのか、あるいはそのようなものがあるかについて考えることにやや逃げ腰であったことは否めない。

 いわゆるエポケー(判断停止)こそが、何かの情報を加工せずに受け入れるには適切なことも多いだろう。
自分の中の雄弁性を捨てる気はさらさらしないが、真なる沈黙という身体性を身につけたいとも同時に思う。金も銀も、どちらも身につけられる大人になろうと思う。

 自分の書くもので人に歓びを与えられるかどうか?
(p.62)

 意見は、ちょうど氷山の見えるところのようなもので水面下には、その何倍もの大きな、その人の生き方・価値観が横たわっている。それが「根本思想」だ。
(p.104)

 説得は相手の「理由」を知らなければ始まらない。
この鉄則を思いだそう。説得というと、自分に都合のいい理由ばかりを集めて、畳み掛けるようなことになりがちだ。だが、これでは、説得力は生まれない。
 例えば、死刑制度に賛成の人が、賛成者の賛成理由だけを集めて論拠にしても、反対者の心は動かない。反対者の反対理由を押さえてはじめて説得がはじまる。
(p.119)

 私は、新米のころは、これらの1人称をほとんど意識することはなかった。でも、以来をして断られたり、うまくいったりと、試行錯誤を繰り返すうち、「読書の代弁者である私」をメインにする形に自然に落ち着いた。
(p.140)

 人によって、さまざまな思考停止のポイントがある。会社では、トップが提示した言葉がよく流行する。顧客第一主義とか、高利益体質づくりとか。(中略)
 カリスマ性のある人のまわりも、やはり思考停止に陥りやすい。
(p.208)

 正直という戦略。
(p.220)

 自分が考えることは、文字や言葉にすることで、最初の思考からは少し離れたものになります。
 本来感じるべきことを、そういった使い勝手に少し難のある道具を使いながら探りあうのが、人間同士のコミュニケーションなのでしょう。
 これは、ある法務教官の言葉だ。
(p.222)

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